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主 催
公益財団法人 日本眼科学会
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ご挨拶

第122回日本眼科学会総会開催に向けて

第122回日本眼科学会総会
総会長 井上 幸次
(鳥取大学医学部視覚病態学 教授)
第122回日本眼科学会総会長 井上 幸次
 2018年の第122回日本眼科学会総会の総会長を務めさせていただきます鳥取大学の井上幸次です。会期は2018年(平成30年)4月19日(木)から22日(日)までの4日間で、大阪国際会議場とその隣のリーガロイヤルホテルで行います。副総会長は鳥取県眼科医会会長の神鳥高世先生にお願いしております。鳥取県は全国でもっとも眼科医数の少ない県ですが、それだけに大学だけでなく、鳥取県の眼科の先生方にも応援していただき、学会を盛り上げたいと思っております。本音をいえば、鳥取県で開催できれば一番よいのですが、鳥取県は(スタバやセブンイレブンはようやくできましたが)残念ながら日眼ができるだけの会場も宿泊施設もないことから大阪での開催となりました。ただ、私はもともと大阪大学の出身であり、2001年に故田野保雄教授が大阪国際会議場で主催された日本眼科手術学会学術総会の事務局長を務めたことがあり、いわば古巣での開催となりますので、その時の経験を是非生かして、事務局長の宮崎大ともども、よい学会運営をめざしたいと思っています。
 日本眼科学会総会は会員全員が、義務としてではなく、喜んで参加したくなる学術集会であるのが理想の形です。ただ、個々の日本眼科学会会員が学会に求めるものは近年益々多様化してきています。学術的なレベルを期待し、新たな眼科学の地平が拓かれることを期待する会員もあれば、すでに確立された診断や治療に関する理解を深めるための教育的なプログラムを求める会員もおられます。あるいは、サブスペシャリティの専門的な内容を求める方もおれば、眼科の広い分野にわたっての知識の獲得を希望する方もおられます。各専門学会であれば、会員のニーズの方向性がある程度揃っていることから、会員の満足できる学術集会を主催することはそれほど難しくありません。しかし、日本眼科学会総会が個々の会員の要求を十分に満たすプログラムを提供することは年々困難になってきているように思います。しかし、そのような状況であるがゆえに尚更、日本眼科学会の医学会における位置、日本における位置、世界における位置を確保していく上で、すべての眼科医が集まる学術集会の意義は重要であり、そのニーズを満たすことを真剣に考える必要があると思います。幸い私は日本眼科学会総集会プログラム委員会委員として誰よりも長い7年の経験を積んでおり、また、今回プログラム委員長として東京大学の相原一先生のサポートを得ることができています。現在の成熟したプログラム委員会の力に私の経験をプラスして、多様なニーズに答えつつ、かつ国内外へ向けて日眼の方向性を示せる学術集会をめざしたいと思います。
 ただ、このようなさまざまな側面に目配りをする中にあって、テーマとしては「眼を究める サイエンスが見える」というキャッチフレーズを掲げさせていただきました。眼科というのは医学の中でひじょうに狭い分野のようですが、その枠の中にあって、なおかつ深く研究を掘り下げていけば、やがて普遍的なサイエンスの根幹が見えてくるというのが私の持論であります。日本文化を深く掘りさげた葛飾北斎や小津安二郎が世界に通じる文化足りえたことに似ているように思います。しかし、最近の医療重視の教育が、医師は基礎研究をしなくてよい、知らなくてよいという風潮を生みつつあることに非常な危機感を抱いております。医療はもちろん大事ですが、未来を拓く研究を忘れてはなりません。そこで、その重要性を改めて認識できる会をめざしたいという思いでテーマを設定しました。
 来年春の大阪での日眼に是非ご参集いただき、是非皆さんと一緒に広く、深く、熱い学会としていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。