公益社団法人日本精神神経科診療所協会 平成29年度定時総会・第23回(通年44回)学術研究会

ご挨拶

   
公益社団法人日本精神神経科診療所協会
平成29年度定時総会・第23回(通算44回)学術研究会
大会長   神山 昭男
一般社団法人東京精神神経科診療所協会 会長・有楽町桜クリニック 院長)

 今般、公益社団法人日本精神神経科診療所協会(日精診) 平成29年度定時総会・第23回(通算44 回)学術研究会を平成29年6 月17日(土)、18日(日)の2日間、東京、秋葉原にある秋葉原コンベンションホールにおいて開催する運びとなりました。伝統ある本大会を主催させていただくことは誠に光栄なことであり、大会の成功をめざして全力で準備に取り組んでいく所存です。

 さて、日精診の歴史は、昭和49年12月、全国の開業精神科医が集って日本精神神経科診療所医会を結成したところから始まりました。結成当時は150名の会員でスタートしましたが、平成7年3月には厚生労働省認可の社団法人へ、さらに平成24年4月1日には内閣府認可の公益社団法人となり、現在の会員数は1,600名に近づくまでに至りました。

 この間、精神科医療を取り巻く情勢は大きな変貌を遂げてきました。平成23年の調査では精神疾患の患者数が320万人に達し、平成25年4月から精神疾患が、がん、脳卒中、糖尿病、急性心筋梗塞とともに国民にとって最重要疾患となりました。この流れで、特に通院患者数の急増が顕著であることから、わが国における精神科医療機関のなかで精神科診療所の果たすべき役割は年々大きくなってきたと言えます。

 そして、これらの変化は数ばかりでなく質の面においても広く及んでおり、従来のニーズを遙かに超えた話題がいろいろな年齢層に、いろいろな地域に、そしていろいろな場面で指摘されています。それらは、いじめ、不登校などをめぐる教育現場や、認知症介護をはじめとする高齢者の生活支援、アルコール、薬物、ギャンブル等の依存症、かかりつけ医や関係機関との障害福祉サービスの連携、就労支援、障害者雇用などの産業メンタルヘルス、そして、発達障害への対応、自殺予防対策、精神科救急、等々、いずれも家庭、教育、職場などの諸場面で様々な問題提起が行われています。

 このような各地の現場からの要請に精神科診療所はどのように答えていくのか、地域における精神科医療の中心的役割を果たすには、日精診はどのような機能を備えていけばいいのか。個々の会員施設のユニークさ、オリジナリテイを活かしつつ、他の関係機関とどのように連携していけばいいのか、が喫緊の重要課題となっています。そこで、本大会のキャッチフレーズは「精神科診療所の歩む道~地域型か、専門型か、あるいは・・・~」といたしました。日精診のこれまでの議論を踏まえつつ、かつ、首都東京での地の利を生かし、政府、医師会、大学、その他の関係機関と直接議論をしながら次の方向性を定めていく上での一歩になればと期待して準備に取り組んでいきたく存じます。

 今回の会場はJR山手線秋葉原駅の目の前にあり、新幹線や羽田空港、LCCの成田空港などのターミナルともアクセスが良い交通至便な位置にあります。アキバで知られる電気街をはじめとして近所にはアメ横、新しく世界遺産の指定を受けた上野の国立西洋美術館、東京の新名所であるスカイツリーなど観光場所も多数あります。

 このような魅力に溢れた企画に、多くの会員の皆様にご参加いただきますよう、心よりお待ち申し上げております。

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