ご挨拶

 第27回日本医療薬学会年会は、平成29年11月3日(金・祝)〜5日(日)の3日間、幕張メッセ、アパホテル & リゾート東京ベイ幕張、ホテルニューオータニ幕張(千葉市美浜区)において開催させて頂くこととなりました。
 医療の進歩や、チーム医療の推進など、薬剤師に求められる職能と役割の変化は著しく、一方では、薬学教育における医療薬学分野の充実の必要性が求められております。また、薬学教育が6年制となり、充実した臨床教育・実習カリキュラムが作成され、その教育を受けた薬剤師が誕生してきて現場に出て活躍し始めました。この様な環境の変化の中、医療薬学の進歩及び普及を図ることを目的とする日本医療薬学会の担わなければならない役割は、より大きくかつ重いものとなってきております。チーム医療という医療形態の中で、我々薬剤師が必要とされている薬物療法に対する専門性、病診・薬連携による地域医療、在宅医療の充実への貢献等は、将来の医療形態を考える上でも極めて大切な事柄であります。その行為を遂行しさらに質を高めていく上で、医療薬学は基盤となって行くべき唯一の学問分野であると考えます。
 そこで、第27回年会のテーマを、「医療薬学が切り拓く薬剤師力の深化・醸成 〜医療人としてより輝くために〜」とさせていただきました。薬剤師がこれから更に医療に貢献できますようにという気持ちを込めたものであります。日本医療薬学会は約1,000名を会員とする病院薬学会として平成2年に設立されました。現在では会員数11,000名を超え、職域も広がり、議論すべき内容もより広く多岐にわたってきています。第27回年会は、医療薬学という学問をより発展させるべく大いに議論できるよい機会になればと考えております。会員の交流をさらに深めるためにもより多くの方々の参加をお待ちしております。

第27回日本医療薬学会年会 年会長 大森 栄 
(信州大学医学部附属病院薬剤部 教授/薬剤部長)