成熟期の心血管インターベンションを考える Think Cardiovascular Intervention in the Maturity Stage成熟期の心血管インターベンションを考える Think Cardiovascular Intervention in the Maturity Stage

cVIT2018

会長挨拶

会長  門田 一繁

第27回 日本心血管インターベンション治療学会学術集会
会長  門田 一繁
(倉敷中央病院 循環器内科 主任部長)

このたび、第27回日本心血管インターベンション治療学会; CVIT2018会長を拝命し、2018年8月2日(木)~4日(土)に、神戸国際展示場、神戸国際会議場、神戸ポートピアホテルにおいて学術集会を開催させていただくこととなりました。2009年、日本心血管インターベンション学会(JSIC)と日本心血管カテーテル治療学会(JACCT)が統合され、日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)が誕生し、今回は10回目の学術集会となります。また、久しぶりの中国四国からの学術集会でもあり、地域のインターベンションの視点も組み込ませていただければと考えております。

さて、心血管インターベンションは冠動脈疾患から、動脈疾患、さらに構造的心疾患へと対象が拡大し、デバイスの発達と手技の向上に伴い、成熟期に達してきています。その過程において、諸先輩方の多大なる貢献やライブデモンストレーション、学会活動さらには関連企業のかかわりも大きなものがあったものと思われます。また、メディカルスタッフの方々の努力もあり、多くの地域で、レベルの高いインターベンションが実施され、本邦の心血管患者の生活の質の向上、予後改善につながっています。

現在、デバイス開発のスピードはゆるやかになっていますが、新たな領域のデバイスも今後、導入される予定です。従来のような治療成績の飛躍的な進歩は期待できませんが、より広い範囲で、より適切な、より質の高いインターベンションを究めつつ、日本オリジナルのメッセージを科学的に発信していくことが重要と考えます。また、2018年度は診療報酬改定の年でもあり、さらに超高齢化の問題にも直面しています。このような状況のもと、高質のインターベンションを継続できるようにしていくことも当学会の重要な責務と思われます。そのためには、心血管インターベンションにかかわるものが一つとなって、次世代の心血管インターベンションを担う人を育てるとともに、心血管インターベンションを医学、医療という広い枠組みの中で捉えることがより重要になってくるものと考えております。このようななか、テーマを“成熟期の心血管インターベンションを考える”としました。ぜひ、活発な議論をお願いします。

会場の関係から、神戸で開催する形になりますが、中国四国の会員の熱い思いで、ホットな会にできればと思っております。より多くの方々のご協力、ご支援、ご参加をお願いできればと思っております。