第1回日本フットケア・足病医学会 富士山セミナー
会長:花田 明香
(医療法人社団喜生会 新富士病院 外科診療部長・血管外科センター長)
今回のセミナーで、そのテーマを「Team work -Let’s climb to the Mt. Footcare with the map-」とさせていただきました。
山を登るとき、目の前に現れた道に足を踏み出すだけでは、頂上に着くとは限りません。確実に頂上に着くためには、知識と経験、十分な装備と地図が必要です。チームがうまく機能すれば、単独行で成し遂げられない山行を成功させられます。フットケアにおいても同じことが言えます。ただ爪を切る、胼胝を削る、あるいは血管を拡げるだけでは、患者さんのフットケアのゴール(頂上)にたどりつけないのです。ゴール(頂上)を明確にして、そこへ向かうために必要な知識と経験、十分な装備と地図、チームが必要不可欠です。ひとりひとりはその中で自分がどの役割を果たしているのかを知って行動します。そうすると踏み出す1歩は着実に頂上へ向かう1歩となるのです。Mt. Foot careの頂上はどこでしょう?それは患者さんの足を守り、歩行を守り、その人らしい人生をまっとうすることです。
日本最高峰の富士山の麓で開催される本セミナーにおいて、フットケアや足病変の治療に関わるさまざまな職種の方とともに、知識と経験を共有し、十分な装備を整えたいと思います。セミナーホームページ上にMt. Foot careの地図を用意しますので、これをもとにみなさんのチームが確実に登頂できるように、様々な企画や展示を考えております。ぜひ私たちとともにMt. Foot careへ登りましょう。
企画の詳細はセミナーホームページに情報を公開してきますので、隅々までくまなくご覧いただければ幸いです。多数の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。