第17回日本ガンマナイフ研究会 The 17th Biennial Meeting of the Japanese Leksell Gamma Knife Society

会長挨拶

 このたび、第17回日本ガンマナイフ研究会を開催させていただくこととなりましたNTT東日本関東病院の赤羽でございます。これまで、先達の先生方のご尽力により発展してまいりました本会を催しますことは、大変光栄でありますとともに身の引き締まる思いをしております。

 我が国にガンマナイフが導入されてから四半世紀が過ぎましたが、その間、ガンマナイフをとりまく社会的、医学的な環境は大きく変貌を遂げており、それとともに我々が直面する問題も変化してきております。ガンマナイフの独壇場であった定位放射線治療の世界にも種々の治療装置が開発され、「ガンマナイフがある」というだけで無条件に治療症例が紹介されてくる時代ではなくなりつつあるように実感しています。

 また治療症例の多くを占める転移性脳腫瘍に関しては、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害剤の開発に代表されるがん治療の進歩によって、たとえ脳転移を生じても、ガンマナイフ治療と適切な薬物療法を組み合わせることで長期生存が得られることは珍しくなくなりました。この進歩は大変喜ばしいことでありますが、同時に我々にとりましては、転移性脳腫瘍に対する治療においても、これまで以上に晩期障害に留意する必要性が高くなったことを意味しております。一方、医療経済の点では、定位放射線治療の中でガンマナイフの診療報酬だけが減額されて久しいですが、今春の診療報酬改訂においては包括化されるようになり、今後の動向に目が離せない状態となっております。

 そのような状況を踏まえて、本会のテーマは「ガンマナイフの明日を考える」とさせていただきました。上に述べましたような状況を鑑み、今一度、我々をとりまく諸問題を理解したうえで、依然として頭蓋内疾患に対する定位放射線治療において圧倒的な経験を有している我々の強みをどのように発揮していけばよいのか、皆様の意識を合わせるよい機会になればと思っております。

 本会の初日は立春にあたり暦の上では春となりますが、例年、寒さが最も厳しい時期であります。寒さを忘れるような活発なディスカッションを通じて、何かひとつでも明日の診療に役立つ収穫が得られるような会にしたいと考えております。

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2016年5月吉日

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