第26回日本形成外科学会基礎学術集会 The 26th Research Council Meeting of Japan Society of Plastic and Reconstructive Surgery 想像と創造

会長挨拶

謹啓 この度、第26回日本形成外科学会基礎学術集会を2017年10月19日(木)~20日(金)の二日間、大阪駅前に展開するグランフロント(北館B2階、ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター)にて開催する運びとなりました。 本学会が有意義な情報・意見交換の場となることを念願しながら企画をさせて頂きました。 ぜひ多数の皆様のご参加をお願い申し上げます。

近年、私たちを取り巻く環境は、技術革新に支えられてアナログからデジタルに変化し、“従来型の世の中の豊かさ”は、すでに米国では80年代に、また日本では90年代に終焉を告げました。 現在は、”停滞の時代“とも言われ、自然災害を含めて予測不可能な状況が続いています。また、英国のEU離脱は、これまで声高に叫ばれてきた”グローバル化や多様性“のひずみを暗示しているようにも感じられます。 このような状況の中で、今後はこれまでの技術革新を越えた”新しい技術革新“が必要であり、これを可能とするためには、専門性を極めるだけではなく他分野との学際領域に踏み込む想像的かつ創造的な能力が鍵となることが予想されます。そこで本学会のメインテーマは、専門分野を掘り下げる”深さ“と境界を越える”広さ“を養う視点から、”想像と創造“とさせて頂きました。

例年通り、形成外科を支える基礎知識や技術に関するシンポジウムとパネルデイスカッションのほかに、愛知医科大学 柿崎裕彦先生には「眼の形成外科手術に役立つ基礎知識」、また“想像と創造”を企業の視点から実践されている株式会社デンソー 専務役員 加藤 俊行 氏には「ものつくりの技術と心」をテーマとした特別講演をお願いいたしました。またグローバルな視点から“想像と創造”を模索するため、米国よりBenjamin Levi先生、Barrett Larson先生をお招きして、「米国における基礎研究の最前線」についてのご講演をいただきます。さらにBrian Cooley先生には「国際学会の発表の仕方・英文論文の書き方」をテーマに教育講演をお願いし、国際経験の窓口を確保する企画といたしました。近年、時代の潮流となりつつある再生医学の分野では、筑波大学 千葉親文先生をお招きして、「私たちはイモリのように再生できるのか?」をテーマに、再生医学の原点に関するご講演をお願いいたしました。

どのセッションも各領域の第一線でご活躍されている先生方がご登壇されます。皆様の活発な議論を通じて、本学会が形成外科基礎研究を“想像、創造”する機会となり、同時に基礎研究の成果結実に寄与できる場となりえましたら幸甚です。 2017年10月19日~20日には、大阪で開催される第26回日本形成外科学会基礎学術集会に、ひとりでも多くの皆様にご参加いただき、参加者の皆様の連携強化の場としてもご活用いただけますと幸いです。

皆様の学術集会へのご参加を教室員一同心よりお待ち申し上げております。重ねまして、よろしくお願い申し上げます。

謹白

第26回日本形成外科学会基礎学術集会
会長 磯貝 典孝
近畿大学医学部形成外科 主任教授