第59回関東整形災害外科学会 タイトル

ご挨拶

高井先生

第59回関東整形災害外科学会
会長 高井 信朗
(日本医科大学 整形外科学教室 主任教授)

 第59回関東整形災害外科学会を2019年(平成31年)3月22日(金)、23日(土)の両日、東京コンベンションホールで開催致します。伝統ある本学会を運営する機会をいただきましたことを大変光栄に存じます。
 本学会は、関東圏における若手整形外科医の研究成果の発表・教育を中心として発展してきた学会です。会員数約2,700名で、過去58回の本学会では例年約400名の会員が参加し、多くの臨床研究が報告され、毎年熱い議論が交わされてきました。
 そこで,今回のテーマを「千思万考」としました。一例一例の症例を大切に深く掘り下げて考え,その研究の成果を発表し,活発に討論することで新たな知見が得られることを期待します。ポスターやHPには、丁度時期的に満開の桜を背景にロダンの『考える人』をあしらいました。皆様も本学会では「千思万考」して頂き、『考える人』になって頂きたいと思います。
 そして、特別講演には、ピッツバーグ大学のSavio L-Y. Woo教授をお招きして、永長に亘る前十字靭帯再建に関する研究成果について講演をお願いしております。また、教育講演、シンポジウム、パネルディスカッション、ランチョンセミナー、主題、一般演題(口演、ポスター)も予定しております。
 また、今回は新しい試みとして、レビューセッションを設けることにしました。レビューセッションは、関東整形災害外科学会のメンバーである全26大学に、それぞれのテーマについてエビデンスに基づいたレビューをしていただく企画です。過去に報告された文献を徹底的にレビューしていただくことで,改めて知識の整理と再確認を行い、臨床・教育に寄与したいと考えます。
 東京・銀座に程近い地で熱い議論がなされることを念願しております。皆様のご参加を心からお待ち申し上げております。