ご挨拶

公益社団法人日本精神神経科診療所協会
2019年度定時総会 第25回(通算46回)学術研究会

公益社団法人日本精神神経科診療所協会
2019年度定時総会・第25回(通算46回)学術研究会
大会長 佐藤 順恒
(一般社団法人埼玉精神神経科診療所協会 会長・上尾の森診療所 院長)
 このたび、公益社団法人日本精神神経科診療所協会(日精診) 2019年度定時総会 第25回(通算46回)学術研究会を2019年6月22日(土)、23日(日)、ラフレさいたまにて開催することとなりました。
 精神疾患は、平成25年4月から、がん、脳卒中、糖尿病、急性心筋梗塞とともに国民にとって最重要の疾患となりました。精神科医療の対象は、統合失調症、うつ病にとどまらず、不登校・ひきこもり、児童虐待、自殺、妊娠・出産・育児、薬物依存、認知症など多岐にわたり、通院患者数は増加の一途をたどっております。その中で、精神科診療所の果たす役割もますます大きくなってきています。無論、一人で開業しているほとんどの精神科診療所ができることには限界があります。しかしながら、主に入院治療を担う精神科病院や、福祉事業所、行政をはじめとする関係諸機関と連携することによって、精神科診療所も、地域の精神保健福祉に対して大きく貢献できるものと思います。国は、認知症に続いて精神疾患についても地域包括ケアシステムを構築する方向を打ち出しており、私達も積極的に関与していかなければならないと考えております。
 医師一人のテナントクリニックから、多機能型、専門型など、精神科診療所のありようは様々です。1700人の会員を擁する日精診は、これまで臨床研究、学会活動、行政や関係諸団体との連携・協力、広報活動、地域の医療計画への参画などを行い、委員会を組織して増大する一方の多くの課題に取り組んできました。今回の大会のテーマは「つなぐ~精神科診療所にできること~」といたしました。地域~街に根差して、一人一人の患者さんの治療をつないでいくこと、そして、家族や学校、会社、行政など、患者さんを取り巻く様々な分野の関係者をつなぐことによって、多様なありようの精神科診療所は、多様な役割を果たしてきたし、また、果たし得る可能性があることを示したいと考えております。

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