会長挨拶
第46回日本生体電気・物理刺激研究会
会長 紺野 愼一
(福島県立医科大学医学部整形外科 教授)
このたび、第46回日本生体電気・物理刺激研究会を、2019年3月9日にザ・セレクトン福島におきまして、開催させていただきます。
本会を開催できますことを皆様に深く感謝いたすとともに、大変光栄に存じております。
本研究会は、骨の圧電気現象と電気的仮骨を発明された京都府立医科大学の保田岩夫先生が主催された1976年の「骨と電気刺激の研究会」を嚆矢としています。それから約40年を経た今、電気・物理刺激は、骨折の治癒促進のみならず、リハビリテーション分野における運動機能回復や疼痛分野における刺激鎮痛療法など、幅広い医療分野において臨床応用されています。
そこで、本会のテーマを「生体電気・物理刺激研究のパラダイムシフト」とさせていただきました。特に超高齢社会を迎えた現在の日本において多くの利点を有した治療の一つであると考えます。特別講演として、国際医療福祉大学大学院の赤居正美先生に「EBMから見た生体電気・物理刺激による骨癒合効果」、シンポジウムとして「脊髄刺激療法による運動器疼痛マネジメント」を企画させていただきました。
皆様の研究成果のご発表により、実り多い研究会となるものと期待しています。