この度、第57回日本眼光学学会総会を2021年9月4日(土)、5日(日)に京都府の京都産業会館ホールで開催させていただくことになりました。
日本眼光学学会は医学系の眼科医・視能訓練士と工学系の研究者が集い、それぞれの立場・視点からディスカッションができる学会です。新しい検査機器の開発に繋がる研究も多く、眼科医療への貢献度は極めて大きいと感じています。
本学会のテーマは「屈折と視力を理解する」です。視機能研究で長年使用されている屈折度と視力検査は、疑いようもないほど有用な指標です。ただ、両者が視機能研究の最良の指標なのでしょうか?
今回の学会は、根本から「屈折と視力を理解する場」にしたいと思います。屈折と視力についてそれぞれシンポジウムを企画しています。
知識のバージョンアップを行うために、最新の機器を用いた検査についてのシンポジウムをおこないます。教育セミナーでは、眼鏡・コンタクトレンズ・屈折矯正手術など「屈折矯正の基本」を十分理解できるようにします。
さらに、眼光学・視機能研究を継続して行っておられる川崎医大の長谷部聡先生、京都府立医大の外園千恵先生に、特別講演をお願いしています。
参加する人が、先人から学び、深い知識を得て、新しい眼光学を生み出せるようになることを目指します。