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鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科
先進治療科学専攻
感覚器病学講座 眼科学研究分野
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ご挨拶

坂本泰二
第59回日本網膜硝子体学会総会
会長 坂本 泰二
鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 先進治療科学専攻
感覚器病学講座 眼科学研究分野

 網膜硝子体領域は、過去10年間に劇的に変化した領域であると言っても過言ではありません。例えば、加齢黄斑変性は、従来は効果的治療がなく多くが失明していましたが、新薬の登場により失明に至る患者さんの数は大幅に減少しました。また、光干渉断層計などの新しい検査機器は、病態の理解を深めたのみならず、治療法をも変化させました。医学は日進月歩と言いますが、網膜硝子体領域はまさにそれを体現している領域であると言えるでしょう。
 日本網膜硝子体学会総会は、学問の討議の場だけではなく、実臨床における問題点や疑問点を議論する場を提供してきました。そこで討議されることで、新しい治療法や概念が一気に広まりましたし、問題点を指摘された治療法があっという間に廃れたことも少なくありません。つまり、日本の網膜硝子体学における最終的な価値や意思の決定を行う重要な場所であったと言えます。
 この度、第59回日本網膜硝子体学会総会を、2020年冬の福岡で開催することになりました。現在の網膜領域には、新薬や新しい検査機器のみならず、人工知能やビッグデータという概念が広がってきて、進歩の速度や変化の度合いが一層高まっています。そこで、本学会のテーマを「Data is the new oil」にしました。これは、従来は石油をはじめとした工業生産物が価値を生み出す源泉であったが、21世紀はデータこそが価値を生み出す源泉であるというClive Humbyの言葉です。デジタルサイエンスのみならずデジタルエコノミーが世界を変えつつあります。網膜硝子体領域の画像診断、手術、医療経済の全てがその影響を強く受けることでしょう。今後のわが国の網膜硝子体学がどのように変化して行くのかはわかりませんが、それを考える機会になればと考えます。
 冬の福岡は比較的温暖で過ごしやすいのみならず、フグなどの魚が最もおいしい季節です。学問の研鑽のみならず、楽しいひと時を過ごすことについても、うってつけの場所と季節だといえます。皆様にとって有意義な総会になることに努めますので、多数のご参加をお待ちしております。

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