第74回 済生会学会 令和3年度 済生会総会

ご挨拶

第74回 済生会学会 令和3年度 済生会総会
学会長 山本 隆久 済生会兵庫県病院 院長

 

 第74回済生会学会・総会は2022年2月26日(土)・27日(日) の2日間にわたり神戸コンベンションセンターにて開催するよう鋭意準備を進めてまいりました。
 しかしながら、変異型の新型コロナウイルス( オミクロン株) の感染が年始より爆発的に拡大し、神戸でも1月27日にまん延防止等重点措置が適用されました。オミクロン株による感染はあまり重症化しないと言われていますが、感染力が強いため全国の多くの病院で職員の感染、一般病棟でのクラスター発生による病棟閉鎖、外来停止、救急受け入れ停止など診療機能の制限を余儀なくされています。
 このような状況を踏まえ1月末に済生会本部・病院長会で協議した結果、誠に残念ではありますが、今回の学会・総会の現地での開催は断念することとなり、ご応募いただきました演題はここに抄録集として発表することとなりました。
 参加者、関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけすることとなり深くお詫び申し上げます。
コロナ禍に翻弄されているいま、医療・介護面では容易には解決できない課題が山積しています。少子高齢化の進む中、2025年に向け地域医療構想で医療体制の枠組みを決め、2040年に向けた医療の三位一体改革で医療従事者、特に医師不足を乗り切ろうとしています。
 また、地域包括ケアシステムを深化・推進させ、共生社会を構築し、医療・福祉サービスが確実に提供されるように様々な改革を国は模索していますが、具体的な対応策には苦慮しているのが現状です。
 こうした背景から、今回の学会テーマとして「危機の時代への新たな挑戦~地域を支える済生の道~」を掲げ、済生会のミッションである「施薬救療」を具現化した「なでしこプラン」の特設コーナーを設け演題を募集したところ、たくさんのご応募をいただきました。
 皆様、コロナ対応で心身ともに大変ご苦労されている中、本当にありがとうございました。
 この原稿執筆の時点(2月14日)ではコロナに収束傾向はなく、まん延防止重点等措置の延長が関東はじめ多くの地域で決定されました。まだまだ厳しい状況が続く中、皆様どうぞご自愛の上、地域医療を守るためご奮闘いただければと思います。
 末尾に、今学会・総会に企画の段階よりご協力いただきました済生会本部・病院長会・学会委員会、その他関係の皆様方に深く感謝申し上げます。
 また、準備を進めて頂きました当院職員の皆様、本当にご苦労をおかけしました。ありがとうございました。
 来年こそはコロナが終息し、憂いなく次回の学会・総会が開催されますことを心よりお祈りいたします。

令和4年2月吉日