第60回日本白内障学会総会 第47回水晶体研究会

会長挨拶

第60回日本白内障学会総会

第60回日本白内障学会総会
会長 神谷 和孝(北里大学医療衛生学部視覚生理学)

 このたび、伝統ある第60回日本白内障学会総会を主催させていただく運びとなりました。はじめに、このような節目の時期に貴重な機会を与えていただきました関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。

 今回の総会のメインテーマは「BEYOND」とさせていただきました。さまざまな時空や制限を超えて、「その先の向こう側へ」という意味があります。臨床医と研究者の先生方が「混沌とした現状から一歩踏み出して、その先の未来を自らの力で切り開いて欲しい」というような願いを込めています。
 プログラムは、特別講演として、白内障手術のオーソリティであり、レジェンドでもある、山王病院アイセンター長の清水公也先生にお願いいたしました。その他にも、白内障研究の基礎と臨床をテーマとしたシンポジウムを企画しています。
 自分なりに改めて、学会に参加する意義を考えてみますと、やはりそこには「最先端の知見に触れたい!」「アップデートした情報を共有したい!」「今後の研究に活かしたい!」という、至ってシンプルな動機付けがあるのではないかと考えます。本学会も初心に帰って、新しい知見や情報をできるだけ多く集め、多くの皆様に成果を届けられるように、是非ご発表いただきたいと願っています。
 日本白内障学会は、昭和39年に発足した由緒ある学会であり、白内障・水晶体に関係する医療と学問が発展することを目的としています。水晶体の基礎と臨床といった、一見異質に映る研究者が一同に集まる、極めてオリジナリティの高い学会です。
 このような学問的な多様性は、時に大きなブレークスルーやパラダイムシフトを生み出す絶好の機会にもなります。是非、それぞれの分野からの着眼点から、積極的な質疑討論を行い、各自のブレークスルーを持ち帰っていただけることを願っています。

第47回水晶体研究会

第47回水晶体研究会
会長 高田 匠(京都大学複合原子力科学研究所)

 このたび、第47回水晶体研究会を第60回日本白内障学会総会と合同開催(新横浜プリンスホテルにて)させて頂くことになりました。開催に当たりご挨拶申し上げます。
 挨拶とはなりますが、まずは現在、大変な世界状況下、様々なシチュエーションに対応するべく大会の開催・運営に向けて尽力くださる皆様方の、ご支援に厚く御礼申し上げます。
 本大会のメインテーマは「BEYOND」です。このBEYONDには希望の意が込められております。『〜の向こうに』の意味の示す通り、現在の制限多い状況が終われば、その向こうにあるものは、これまでよりも明るいものに違いないと言う希望です。昨今の不自由の中で我々が手にした様々な新しいアイデアや生活様式を、今後の研究・教育・臨床の場に生かしましょう。思い切ったBEYOND〜に対する取り組みこそが、今後の学術研究の発展を援助することと信じて止みません。
 BEYONDには、『これまで各自が進めてきた研究の先』の意味が込められております。往々にして研究に携わるものは、その歴史が長いものであるほど、新しいことへの挑戦を憚られることが多々あります。思い切って始めた新しい挑戦により得られた発見が重要であれば正しい形となり後世へと紡がれる一方で、失敗すると無駄が生じるのでもったいない。しかしながら、そこを思い切って心に秘めた新しい研究を堂々と初めて欲しい、と言う、願いがBEYONDには込められています。
 そのような観点から、水晶体研究会シンポジウムでは、偉大な先人たちが思い切った挑戦に取り組んだ過去に学び、それが根付き、今も我々が推し進める水晶体関連研究に繋がることを示すシンポジウムを開催したいと考えました。過去の研究者たちの発見が精錬され、現代の各研究者に取り入れられ、どのように各水晶体研究分野にて貢献しているのかを、皆様方に分かり易く紹介して頂く予定です。
 国際色および交流色豊かな『横浜』という街の中で若手、中堅、ベテランの皆様同士のface to faceのやりとりが、それぞれのBEYONDへと向かうことを心よりお祈りするばかりです。数多くの先生方のご参加をお待ちしております。

 

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