
2026年12月4日(金)から6日(日)までの3日間、東京国際フォーラムにおきまして、第65回日本網膜硝子体学会総会を主幹させていただく運びとなりました。このような大変栄誉ある機会をいただきました日本網膜硝子体学会会員の皆様、ならびに役員をはじめとする関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。
近年の網膜分野における進歩は極めて目覚ましく、メディカル分野ではAIを活用した検査機器の実用化から新規バイオシミラーの登場、手術分野においてもヘッズアップ手術や小切開高速硝子体カッターによる手技の確立まで、枚挙にいとまがありません。さらに分野を超えてポートデリバリーシステムや遺伝子治療など、技術革新は驚異的なスピードで進化しており、近未来にはさらなる新規治療法の出現が期待されています。本学会では、これら最先端の知見を共有するシンポジウムに加え、教育セミナーも充実させ、参加者の皆様に深く満足していただけるプログラムを目指しております。
また、今回はAsia Retina Congress(ARC)との共同開催となります。ARCは韓国、台湾、日本による3年ごとの持ち回りで開催されており、国際的な交流の場として重要な役割を担っています。今回は特別講演としてOakland UniversityのTamer Mahmoud先生をお招きし、手術分野の最新知見のみならず、フェローシップ教育についてもお話しいただく予定です。現在、我が国には研修医制度終了後の公認フェローシップ制度が存在せず、若手教育のあり方は各国共通の課題です。現在、日本網膜硝子体学会(JRVS)では、FASRSやFARVOに倣い、学会に貢献した網膜専門医を認定する「FJRVS」制度の創設を検討しております。本会が、特にフェローシップ制度についてARCの皆様とも深く交流する貴重な機会となれば幸いです。
皆様の第65回総会およびARCへのご参加を心よりお待ち申し上げるとともに、温かいご支援をお願い申し上げます。
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