第68回日本人間ドック・予防医療学会学術大会 The 68th Annual Scientific Meeting of Japan Society of Ningen Dock and Preventive Medical Care 第68回日本人間ドック・予防医療学会学術大会 The 68th Annual Scientific Meeting of Japan Society of Ningen Dock and Preventive Medical Care

大会長挨拶

第68回日本人間ドック・予防医療学会学術大会
学術大会長 小林 亮
社会医療法人生長会健診事業本部 事業本部長/ベルクリニック 統括所長
会長 小林 亮

この度、第68回日本人間ドック・予防医療学会学術大会を、2027年9月3日(金)、4日(土)の2日間、大阪府の大阪国際会議場(グランキューブ大阪)・NCB会館において開催する運びとなりました。

本学会が2024年に「日本人間ドック・予防医療学会」へと改称して、過去3回の学術大会で、予防医療が担う役割とその価値を社会に向けて力強く発信してまいりました。これまでの確かな歩みを受け継ぎ、第68回の学術大会テーマは、「予防医療の進化と深化 〜発見の場から変容の場へ〜」といたしました。

これまで人間ドックは、病気を早期に見つける「2次予防」の役割を主として担ってきました。しかし、超高齢社会を生きる私たちに今求められているのは、単に疾病を特定する「発見の場」に留まることではありません。受診者一人ひとりが自らの健康に向き合い、主体的に生活習慣を改善していく「1次予防」の実践、すなわち受診者の行動と意識を健やかに導く「変容の場」へと、人間ドックそのものがパラダイムシフトを遂げる時が来ています。

現在、AI技術の進歩は目覚ましく、画像診断の精度向上のみならず、将来の疾病リスク予測や、個々のライフスタイルに合わせた最適な健康指導の領域にまで活用が広がっています。この最新テクノロジーの力を「予防医療の実装」へとつなげ、受診者自身の深い納得と行動変容を促すこと。これこそが、医療の質を「進化」させ、人間ドックの価値をさらに「深化」させる鍵となります。

私たちが目指す最終的なゴールは、国民の「健康寿命延伸」であり、一人ひとりが心身ともに満たされ、自分らしく生き生きと暮らせる「ウェルビーイング(Well-being)」の実現です。これは、持続可能な開発目標(SDGs)の目標3「すべての人に健康と福祉を」が掲げる理念とも深く共鳴するものです。本大会では、最新のエビデンスやデジタル技術の活用も含め、これからの時代における人間ドックの新たなあり方について、多角的な視点から議論を尽くしたいと考えております。

本大会が開催されます大阪は、2025年の大阪・関西万博を経て、「いのち輝く未来社会」への発信地として、今まさに新時代へと進化を続けている活気あふれる都市でございます。熱い議論の合間には、大阪ならではの賑わいや最新のスポットに触れ、皆様自身もエネルギーをチャージしていただければ幸いです。

これからの予防医療の未来を切り拓く、熱く実り多きディスカッションの場となりますよう、鋭意準備を進めてまいります。多くの皆様と現地でお目にかかり、素晴らしい時間を共有できますことを心より楽しみにしております。

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