
この度、第38回日本眼瞼義眼床手術学会を開催させて頂くこととなりました。学会役員各位、学会員の皆様に御礼申し上げます。
日本眼瞼義眼床手術学会は、眼瞼・眼窩・涙道の眼形成領域、とりわけ義眼床再建など義眼に関わる分野を、形成外科医、眼科医、義眼師が専門の垣根を超えて共に学び、熱く語ることができる学会として発展してきました。1990年に設立された義眼床研究会には、私も眼形成を志してから毎年参加しておりますが、本学会ほど、職種にとらわれず屈託のないディスカッション、意見交換、情報提供ができる学会は他にはないと思います。
第38回の学会テーマは、「独創と信頼発信」としました。私が京都府立医科大学眼科学教室へ入局した時の恩師である木下茂先生からは、「白いところに絵を描く」、「Be international」、「継続は力なり」といった数々の金言を頂き、オリジナルなものとは何かということを常に考えて研究すること、そして現教授の外園千恵先生からは、「信頼されること、情報発信すること」の重要性をご指南頂き、これらの言葉を常に意識して眼形成診療に取り組んで参りました。また、「私にあなたよりもっと遠くが見えたとしたら、それは巨人たちの肩の上に立ったからです」というアイザック・ニュートンの言葉は、我々の為し得たことも先人の経験、教えの上にあることを理解するための重要な格言であり、学会テーマに並べさせて頂きました。
本学会の特別講演は、私の恩師であるお二人、木下茂先生と外園千恵先生にお願いしました。先生方のこれまでの多大なる業績がどのようにして生まれたのか、今からご講演を大変楽しみにしております。眼科が専門でなくとも、必ずや今後の診療、研究を進める上で大きな影響を受けるご講演となると思います。また、シンポジウムでは、眼瞼義眼床手術学会の原点である「義眼・義眼床」に立ち返り、義眼台の開発、義眼床形成手術、義眼作成および義眼装用のマネジメントについて、義眼に関わる企業、医師、義眼師とあらゆる職種の演者から講演をお願いする予定です。また、眼瞼・眼窩・涙道という幅広い領域を網羅するようにセミナーや教育講演を企画しております。
学会の重要な任務の一つは、「オリジナル」な研究成果発信の場であることです。研究成果の「情報発信」を継続することで医療関係者及び患者さんからの「信頼」が得られるものと思います。本学会を、眼瞼・義眼床のみならず眼窩・涙道・眼腫瘍といったあらゆる眼形成領域の情報発信の場にしたいと考えています。
大会は2027年2月20日(土)に京都府立医科大学附属図書館ホールにて開催致します。
本学会の参加者が共に学び、成長する機会になると信じております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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