第39回日本サイコオンコロジー学会 The 32nd Annual Meeting of the Japanese Society of Ophthalmic Diabetology 第39回日本サイコオンコロジー学会 The 32nd Annual Meeting of the Japanese Society of Ophthalmic Diabetology

会長挨拶

第39回日本サイコオンコロジー学会総会
大会長 藤阪 保仁
(大阪医科薬科大学医学部 内科学講座腫瘍内科学 教授)

 この度、第39回日本サイコオンコロジー学会総会を、2026年10月30日(金)から31日(土)にかけて、大阪府高槻市の高槻城公園芸術文化劇場、高槻商工会議所、城内公民館にて開催する運びとなりました。

 本会では、「科学と心のハーモニー  ─ 対話が奏でる、サイコオンコロジーの力」をテーマに掲げました。がん医療の進歩により、治療成績やQOL(生活の質)の向上がはかられ、たとえ進行がんであっても長期生存が希求できる時代が到来しています。こうした成果の一方で、私たちは今、「その人らしさ」や「思い」にいかに寄り添うかという課題に、これまで以上に真摯に向き合うことが求められています。対話とは、単なる情報のやり取りではなく、医療者と患者が深く“つながる”ためのプロセスです。そしてサイコオンコロジーは、その対話を科学的に捉え、臨床と研究の両面から支えてきた学問領域です。本会では、エビデンスと心が交錯する臨床現場において、サイコオンコロジー的視点から、対話がいかにして意思決定を導き、癒しを支えるのか――その本質を、皆さまとともに探り、共有してまいりたいと存じます。

 是非多数の皆様にご来場いただき、新たな発見と交流の場をお楽しみいただくとともに、高槻の歴史文化にも触れていただけますことを、心より期待し、お待ちしております。

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