第59回日本赤十字社医学会総会 The Japanese Red Cross Medical Society

ご挨拶

赤十字 愛と誠と夢のある組織へ
第59回日本赤十字社医学会総会
会長 池田 栄人
京都第一赤十字病院 院長
第59回日本赤十字社医学会総会会長 池田 栄人

 第59回日本赤十字社医学会総会を2023年11月9日・10日の二日間、「京都市勧業館みやこめっせ」にて開催させていただきます。なお、当院は2020年に第56回日本赤十字社医学会総会を開催予定でしたが、残念ながらコロナ禍にて中止となりました。今回、あらためて開催させていただく機会を得ましたことをあらためて御礼申し上げます。

 さて、今回の学会メインテーマは、「赤十字 愛と誠と夢のある病院組織へ」としました。この基になったのは、当院のサブビジョンである「愛と誠と夢のある病院づくり」です。皆さまは、取り巻く厳しい状況の中、目標に向かって日々奮闘されていることと思います。その中で、医療者にとって大切なこととして、「愛と誠と夢の追求」があると考えます。“愛”とは、患者さんや同僚へのやさしさ・思いやり、寛容です。“誠”とは、やるべきことをやる、結果の振り返りと改善、誠実さです。 “夢”とは、前に進むためのモチベーションであると同時に、組織を一つにまとめることができます。これらのたゆまぬ追求が、人や組織を進化させ大きな成果に繋がります。

 ただ、これらの実現のためには、健全経営が欠かせません。そのための「病院(組織)づくり」として、リーダーシップとマネジメント、そして、ガバナンスが求められます。それぞれの病院・部署で、様々な知恵や工夫、取り組みを行っておられることと存じます。本学会を通じて、その貴重な経験を共有できればと思います。そして、赤十字への感謝の気持ちと今後の期待を込めて、今回のメインテーマを「赤十字 愛と誠と夢のある病院組織へ」とさせていただきました。

 現在、予定している学会の概要は以下のようになります。特別講話として2題、日本赤十字社 副社長 鈴木俊彦氏、本社 医療事業推進本部 本部長 渡部洋一氏にお願いしております。特別講演は、京文化にちなんだ講演を2題、学会テーマについての会長講演を予定しております。例年通りシンポジウム2題、口演発表・ポスター発表約660題、本社企画、各フォーラムセッション、ランチョンセミナーを予定しています。また、医療人の集いにつきましては、会場を確保し可能な限り開催の予定であります。学会終了後は、秋の京都を存分に満喫していただくために、コンベンショナルツアーの企画も考えております。今後、詳細が決まり次第、連絡申し上げます。

 今後の新型コロナウィルス感染症や社会情勢により予測できない状況も考えられますが、精一杯開催に向けて準備を進めて行く所存であります。多くの方々の参加を心よりお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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