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第47回日本臨床薬理学会学術総会

第56回日本腎臓学会西部学術大会

ご挨拶

会長:山内高弘

第47回日本臨床薬理学会学術総会

会長 山内高弘

福井大学 病態制御医学講座 内科学(1) /
血液・腫瘍内科 教授

 この度、第47回日本臨床薬理学会学術総会を2026年11月27日(金)・28日(土)の2日間にわたり、福井県福井市 福井県民ホール/福井市地域交流プラザ/ハピリンホールにて開催する運びとなりました。このような大役を仰せつかり、大変光栄に存じております。

 第47回のメインテーマは「今こそ熱い、臨床薬理」です。第46回学術総会では北里大学 蓮沼 智子会長が、コロナパンデミックで医療・薬学分野も含め社会全体が大きく変化したことから、「新たなフェーズへ」をテーマとされました。そして臨床薬理学の視点から未来を考えられる学術総会を開催されました。第47回総会では、その新たな世界で、薬物療法の更なる発展に臨床薬理学がどのように貢献できるかを具現化するような総会を目指したいと思います。私が力を入れている分野では、従来薬に加えて、疾患の遺伝子レベルでの病態解明に基づく分子標的薬、免疫担当細胞を用いた抗体医薬・細胞療法、さらには遺伝性疾患に対する遺伝子治療と、非外科的治療は劇的に進歩し多様化しています。細胞療法や遺伝子治療においても、その前臨床試験、臨床試験による評価とエビデンス構築、さらには実際の投与時の毒性を含めた対応等には従来薬に対する臨床薬理学がそのまま当てはまります。また、抗体と薬物の複合体、リポソーム化、PEG化等drug delivery systemの進歩も著しいところです。遺伝子治療における遺伝子導入のためのベクターの改良もそのひとつと考えられましょう。今こそ臨床薬理学にたずさわる方々の熱い思いと力が薬物療法の更なる発展に大きく寄与するものと考えます。

 本学会は臨床薬理の切り口から臓器横断的であり、異なる分野の専門家が一つに集まることのできる魅力があります。また、薬を中心に据え、医師、薬剤師、臨床研究コ-ディネ-タ-、企業など様々な立場の医療関連職が、一つの会場でディスカッションができることも大きな特徴です。開催地である福井県は、日本のほぼ中央に位置し、長い歴史と豊かな文化を育んできた地域です。日本海に面する越前海岸の恵みと白山水系の清流が長年に亘り形となった福井の食文化は格別です。数多くの名勝も控えております。この福井の地で、皆様と熱い思いを語り合えることを心より楽しみにしております。