2023年の第29回日本糖尿病眼学会総会は北海道大学眼科が担当させて頂きます。このような機会を与えていただき、大変光栄に思いますとともに、糖尿病眼学会の理事をはじめとする学会員の皆様に心から御礼申し上げます。
会場は札幌コンベンションセンターで、6月30日(金)~7月1日(土)の期間で開催されます。本学会のテーマは「糖尿病による失明撲滅をめざしてー 眼科医よ、大志を抱け!」です。近年、糖尿病網膜症は失明原因の首位から後退してきておりますが、依然として視力を脅かす疾患として未解決な問題が山積されています。
本学会の特別講演では、杏林大学眼科学教室教授の井上 真先生に、糖尿病網膜症による失明撲滅を視野に入れたご講演をお願いしております。
シンポジウムは3つのテーマで計画しており、眼科からは「糖尿病眼合併症に対する外科的治療のPitfalls」と「若手研究者による最新の網膜症研究」、内科からは「網膜症以外の糖尿病合併症UPDATE」として基礎研究から臨床の最先端まで充実した内容となっております。教育セミナーは2つのテーマで計画しており、眼科からは「糖尿病眼合併症 診断治療のアップデート」、内科からは「糖尿病の新たなる治療戦略のABC」として幅広く新しい情報をお届けできればと思います。メディカルスタッフシンポジウムでは視能訓練士の撮像技法に焦点を当て、「糖尿病患者さんの検査のコツ」として眼科医と二人三脚で診療に当たるその重要な役割をお伝えできればと思います。
この時期の北海道は緑豊かな爽やかな季節です。北海道ならではの味覚と観光も楽しんでいただければ幸いです。
ご参加いただく皆様にとりまして有意義な学会となりますよう鋭意準備を進めて参りますので、皆様の演題登録とご参加を心よりお待ち申し上げます。
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