第43回日本眼薬理学会 The 43rd Annual Scientific Meeting of the Japanese Society of Ocular Pharmacology.

ご挨拶

第43回総会長 石田晋
第43回日本眼薬理学会
会長 石田 晋
(北海道大学大学院医学研究院眼科学教室 教授)

2023年の第43回日本眼薬理学会総会は北海道大学眼科が担当させて頂きます。このような機会を与えていただき、大変光栄に思いますとともに、眼薬理学会の理事をはじめとする学会員の皆様に心から御礼申し上げます。会場は北海道大学学術交流会館で、11月11日(土)~12日(日)の期間で開催されます。本学会のテーマは「視機能を守る創薬の探求」です。近年、眼科領域で新たに導入された数々の新薬は確かに患者への福音となっておりますが、依然として視力を脅かす疾患は多く未解決な問題が山積されています。

本学会の特別講演では、東京都医学総合研究所 精神行動医学研究分野 分野長の池田 和隆先生、ならびに、摂南大学薬学部 薬効薬理学研究室 教授の奈邉 健先生に、眼科領域における創薬のヒントなるような他分野での知見を包括したご講演をお願いしております。シンポジウムは「創薬の現状と未来」と題して3つの眼疾患群に分けてテーマを計画しており、小沢 洋子先生(藤田医科大学東京)と北市 伸義先生(北海道医療大学)には「網膜変性およびぶどう膜炎に対する創薬の現状と未来」を、原田 高幸先生(東京都医学総合研究所)と結城 賢弥先生(名古屋大学)には「緑内障および神経保護に対する創薬の現状と未来」を、堀 裕一先生(東邦大学)と田川 義晃先生(北海道大学)には「ドライアイおよび眼痛に対する創薬の現状と未来」をオーガナイズいただきます。各シンポジウムは5名のエキスパートによる講演で構成され、総勢15名のシンポジストより基礎研究から臨床の最先端まで充実した内容を提供いたします。

この時期の北海道は雪の到来を待ちながら秋から冬へと移り変わる季節で、北海道ならではの味覚とともに観光も楽しんでいただければ幸いです。ご参加いただく皆様にとりまして有意義な学会となりますよう鋭意準備を進めて参りますので、皆様の演題登録とご参加を心よりお待ち申し上げます。

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