大会長挨拶

髙井 昭裕
岐阜県精神神経科診療所協会
会長 髙井 昭裕
(医療法人明萌会ウェルネス高井クリニック)

このたび令和9年7月18日(日)~19日(月・祝)に「第4回日本外来精神医学会学術総会」を岐阜市にて開催させていただくこととなり、身の引き締まる思いです。私ども岐阜県協会は会員10名程度の小所帯であり、甚だ微力で、日本精神神経科診療所協会の後藤会長、三木前会長をはじめ、執行部等の皆様に多大なるご尽力のもと主体となってお支えいただく形で準備を進めております。この場をお借りして、関係各位の温かいご支援とご指導に深く感謝申し上げます。また小さな県協会においても大会が開催可能である礎になれるとすれば幸甚に存じます。

本大会を機に、多職種に開かれた学会として発展させていければと考え、今回の大会テーマは「外来精神医療、多職種協働の新たな展開」とさせていただいております。外来という“日常の医療の現場”において、それぞれの専門性の向上に努めるとともにその専門性を活かしながら、どのように連携し、柔軟かつ持続可能な医療体制を構築していくか。本大会ならびに研修会を通じて、実際の診療現場で培われた多職種協働の知恵と工夫を共有し、明日からの実践につながる議論を深める場にしたいとも考えております。同時に社会保障の効率化が求められているなか現場で感じている矛盾、問題点等を整理提起できればとも存じます。

井ノ口から改められた岐阜は織田信長が天下統一の足場として楽市楽座などをはじめた要所であり、また日本の人口中心(人口の一人一人が同じ重さを持つと仮定して、全体として平衡を保つことのできる点)は当診療所のある岐阜県関市内にあります。大会会場はJR名古屋駅から約20分のJR岐阜駅に直結しており、すぐ隣の地上160メールの懇親会場のあるビル展望台からは濃尾平野が一望できます。市内を少し北に行くと長良川と金華山の山紫水明の地となります。鵜飼は約千三百年前からの伝統漁法で、皇室に伝わる伝統文化として宮内庁により「御料鵜飼」として保護されているのは当地のみで、岐阜市6人、関市小瀬にも3人の宮内庁式部職鵜匠がみえます。松尾芭蕉も長良河畔を訪れ「おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな」「又やたぐひ長良の川の鮎鱠(なます)」等と詠んでいます。

日本の真ん中「岐阜」地で、多くの方々に参加していただき情報発信できる大会にできればと願っています。