ご挨拶

第100回記念日本産業衛生学会
企画運営委員長 堀江 正知
(産業医科大学 学長)
堀江正知

第100回記念日本産業衛生学会は、令和9年(2027年)5月26日(水)~29日(土)に、JR小倉駅新幹線口(北口)から屋根付きの動く歩道で徒歩5分の北九州メッセ・北九州国際会議場・西日本総合展示場の3会場で開催されます。

1929年の第1回産業衛生協議会以来、名称変更、戦時中の中断、年2回開催の時期を経て、第100回を迎えます。

九州では熊本での2018年(第91回)以来の開催となります。北九州市では、前身の旧八幡市において1935年(第8回)に開催され、旧5市合併後は1985年(第58回)と2000年(第73回)に続いての開催となります。

大会のメインテーマは、九州地方会理事会で考案した3案について会員投票を行い、「変わる職場、変わらぬ使命 ―産業衛生100回大会からの挑戦―」が選定されました。歴史を踏まえつつ未来への挑戦を示す主題として位置づけています。

大会の企画運営委員会は堀江正知を委員長として、実行委員会は江口尚、プログラム委員会は宮内博幸・上野晋・中谷淳子・谷口奈央、広報委員会は丸山崇、財務委員会は井上彰臣、事務局は永野千景を中心に組織されております。

大会のプログラムは、日本産業衛生学会の記録を踏まえ、産業中毒、熱中症、騒音性難聴、潜函病、反復運動過多損傷、じん肺、職業がんといった職業病の概念を確立してきた歩みを振り返り、夜勤、長時間労働、心理的ストレス、気候変動、新規化学物質、情報機器端末、新型コロナウイルス、高年齢化などの課題に向き合ってきた経験を共有するとともに、作業環境測定、生物学的モニタリング、エルゴノミクス、リスクアセスメント、生体センサ、ICT・生成AIの活用など、産業衛生上の課題に対する解決策の将来像を考える機会となるよう企画いたしました。わが国における産業衛生学の約1世紀にわたる発展を踏まえ、次世代の産業衛生学を展望したいと考えています。

懇親会は、5月27日(木)にリーガロイヤルホテル小倉の3階と4階を貸し切りで開催します。ご来場の皆様には、九州・沖縄の特色を体感いただけるよう努め、関係者の連携促進と学術的交流のさらなる深化を図って参ります。第32回日本医学会総会が大阪で開催されて1カ月後になりますが、全国から多数の会員の参集を期待しております。

第100回記念大会は、わが国における産業衛生の歩みを総括するとともに、第200回へ向けた新たな出発点となることを願っております。