ご挨拶
第46回日本病院薬剤師会近畿学術大会
大会会長 室井 延之
一般社団法人兵庫県病院薬剤師会 会長/
神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部長/
神戸市立神戸アイセンター病院 薬剤部長
兵庫県病院薬剤師会会長を仰せつかっております神戸市立医療センター中央市民病院の室井です。この度、第46回日本病院薬剤師会近畿学術大会を2025年1月25日(土)・26日(日)の2日間、神戸国際展示場1・2号館を会場として開催いたします。兵庫県病院薬剤師会が一丸となって企画・運営させていただきます。
今回で46年目を迎えますこの学術大会は、近畿地区はもとより、全国からの参加者も得てその数は4,000名を超える学術大会となりました。発表する会員薬剤師にとっては全国規模の学会発表への登竜門的役割も担いながら成長してきました。
今回の大会テーマは、「サイエンスの視点で 医療の変化を越える」といたしました。
医療の変化のスピードは、コロナの波を乗り越えるごとに、ますます早くなりました。
その中で、医薬品製造・流通、行政、病院、保険薬局、教育の現場において、情報の共有と透明性を大切にし、さまざまな業務改善を繰り返してきました。そして、私たち薬剤師は、重厚で貴重な経験を積み重ね想定外のことにも対応できる優れた能力があることを証明することができたと思います。
現在、地域完結型医療の実現、働き方改革、タスク・シフト/シェア、そして薬剤師の地域偏在対策など様々なことを同時に遂行していかなければなりません。創薬から医薬品を患者に届けるプロセスに関わるすべてのプロフェッショナルが議論を深め、私たち薬剤師にはサイエンスの視点で課題を解決し、社会へ実装する力があることを確信する学会にいたします。
多くの皆様に本学術大会にご参加いただき、共に学び、議論できるのを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。