第19回 The 19th Conference on CRC and Clinical Trials 2019 in Yokohama CRCと臨床試験のあり方を考える会議 2019 in YOKOHAMA

会議代表等挨拶

ご挨拶

第19回CRCと臨床試験のあり方を考える会議2019 in YOKOHAMA
会議代表 前田 実花(学校法人北里研究所 北里大学病院)

会議代表 前田実花

「第19回CRCと臨床試験のあり方を考える会議2019 in YOKOHAMA」を2019年9月14日(土)と15日(日)の2日間、横浜市 パシフィコ横浜にて開催させていただきます。会議代表を拝命し、大変光栄に存じますとともに、責任の大きさを感じております。

今回の会議のテーマは「患者を中心とした臨床試験のあり方」としました。この表現には患者のために(For Patients)、患者と共に(With Patients, Patient Involvement)患者志向で(Patient-Oriented)、患者に繋がって(Patient Engagement)、患者に焦点を当てて(Patient-focused)などを含みます。そして「患者」には二つの視点が含まれています。

一つは、臨床試験に参加してくださる「一人ひとりの患者(被験者)」です。科学の進歩に伴い、病気への治療アプローチは多様化の一途にあり、科学的理論と一人ひとりの患者の治療をどのように繋げるか、臨床試験のあり方は過去の経験に基づいた一様な思考や手法で決定することはできず、それぞれのケースに合わせた慎重で多面的な検討が必要とされています。変化しつづける臨床試験に適応し、一人ひとりの患者・被験者を守り、臨床試験の品質を守るためには何が必要とされるのか、今、臨床試験の現場で課題となっているトピックスを取り上げ、課題を共有し、理解を深め、力を備える機会をつくりたいと思います。

もう一つは臨床試験の成果に基づき治療がなされる医療の最終受益者としての「患者」です。臨床試験は患者が求める医療の実現への架け橋として行われ、その成果は、その情報に基づき治療がなされる患者のためにあります。今、これからの臨床試験のひとつの大きな方向として、患者・市民を重要なステークホルダーに位置付け、患者・市民の視点を大切にし開発の早期から様々な段階で活かす臨床試験のあり方が模索されています。欧米では患者の声を活かした医薬品や医療機器の開発の実現のために必要となる基盤整備が行政の取り組みとして積極的に行われ、官民連携も盛んに行われています。国内でもよりよい医療・研究の実現には患者の視点を取り入れることは必須とし、その実現に向けた施策が開始されました。「CRCと臨床試験のあり方を考える会議」は、CRCと臨床試験を支えるステークホルダーが集合し、臨床試験のあり方について自由に話し合い、議論する場に成長しています。これからの臨床試験のあり方として、患者・市民の視点を取込んだ臨床試験の最新を知り、国内における患者と共に創り上げる臨床試験の実装のあり方を、患者・市民の方を含めた参加者の皆さまと共に考え、話し合う機会を作りたいと思います。また、これからの臨床試験に向け、これからのCRCについて皆さんで考えてみたいと思います。

このテーマのもと、プログラム委員には医療、行政、産業等の各世界の第一線でご活躍の熱意溢れる素晴らしい方々にお集まりいただくことができました。それぞれの視点と想いを繋げ、有意義なプログラムを創り上げたいと思います。

ポスターの女の子は患者であり、患者を想う家族であり、患者を想うたくさんの方です。飛び交う笑顔は臨床試験を支える多岐に渡るプロフェッショナルでありこれからの医療を支えるシーズです。そして「繋がり」をイメージしたマスコットを添えました。

多くの皆さまの学びを深め、実り溢れる豊かな会議となりますように全力を尽くす所存です。

2019年9月14日(土)-15日(日)、横浜みなとみらいにて多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。