第79回日本弱視斜視学会総会第48回日本小児眼科学会総会合同学会

ご挨拶

会長 森隆史
第79回日本弱視斜視学会総会 第48回日本小児眼科学会総会 合同学会
会長 森 隆史
(福島県立医科大学眼科学講座)

このたび、第79回日本弱視斜視学会と第48回日本小児眼科学会の合同総会を仙台市にて開催いたします。期日は2023年6月16日金曜日と17日土曜日の2日間、会場は仙台国際センターです。

本総会では、「つながる情報が拓く 未来を見つめる目」をテーマに設けました。両眼視機能が働くためには左右の両眼に入力する情報が必要です。また、小児期に視機能の発達を得るためには良質な視入力が維持されなければいけません。一方で、情報は人と人とで共有されて有益をもたらします。眼科診療に関わる医師や視能訓練士、看護師などの医療スタッフ人との情報共有はもちろんですが、小児のロービジョンケアでは医療機関と教育機関との連携が大切です。また、乳幼児健診では市町村自治体との協調が不可欠です。このように、「信号の結びつき」や「人のつながり」として、いろいろな局面で情報が視覚に影響しています。本総会では、未来の視機能の有益のために、たくさんの皆様に新しい知見のご発表をいただき、情報を発信していただきたけますようお願いしたします。

総会プログラムとして、動物モデルにて視覚中枢の発達の研究に取り組み、臨床にも寄与されてまいりましたヒューストン大学のYuzo Chino先生に特別講演1をいただきます。また、特別講演2は総会名誉会長の八子恵子先生より、視機能の発達を意識した小児外眼部疾患の治療について講演をいただく予定です。そして、シンポジウム、講習会など充実した企画をとおして、最新知見の共有と、情報交換をはかってまいります。

できるだけ多くの皆様に仙台市にお集まりいただき、活発な討論のできる総会が開催できることを願っております。また、総会の開催時期にはフルーツの収穫が始まりますので、東北地方を訪れていただくにはとても良い季節です。新型コロナ感染症の動向を注視しながらではありますが、現地開催を主体に必要に応じて配信を行う方向で学会準備を進めております。

どうぞよろしくお願いいたします。

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