第12回 日本くすりと糖尿病学会学術集会 The 12th Annual Meeting of Japan Pharmaceutical and Diabetes Society

大会長挨拶

第12回日本くすりと糖尿病学会学術集会の開催にあたり
第12回日本くすりと糖尿病学会学術集会
大会長 平泉 達哉
能代厚生医療センター 薬剤科
大会長 平泉達哉

 この度、第12回日本くすりと糖尿病学会学術集会を2024年10月5日(土)、6日(日)の2日間の日程で、東北地区開催として宮城県仙台市の仙台国際センターにて開催させていただくこととなりました。本学会は「薬剤師としていかに糖尿病治療に貢献するか」を運営目標として医師、看護師、管理栄養士、その他医療従事者とともに糖尿病患者の治療に資する薬剤師育成を目的にしております。

 近年、種々の作用機序を持つ糖尿病治療薬が上市されたことにより、治療の選択肢が広がるとともに、薬物療法自体が多様化してきています。一方では、患者の高齢化に伴ってポリファーマシーや残薬などといった新たな問題も表面化しています。更には、スティグマといった課題もあります。糖尿病治療の目標である「糖尿病のない人と変らない寿命とQOL」達成のためにも継続的薬学管理が重要であり、そのためには薬-薬連携はもとより、多職種連携が必要となります。多様化する糖尿病薬物療法を患者が安心・安全で効果的に継続するために、薬剤師をはじめ医療従事者が連携する必要があります。

 第12回学術集会は、テーマを「くすりと人でつなぐ新しい患者支援の輪=共に踏み出そう未知の奥へ=」として、5年ぶりに完全集合型で開催します。糖尿病に精通する先生方をお招きし、教育講演、シンポジウムをはじめとし、薬剤師以外の職種も参加可能な様々な企画を予定しております。また、ロビー活動も学術集会の醍醐味の一つかと考えますので、是非とも第12回学術集会へより多くの先生方にご参加いただき、新しい患者支援について議論を深めていただければと思います。みちのく(東北)での学術集会が、「未知の奥」を切り拓くきっかけとなれば幸いです。皆さまのご参加を、スタッフ一同、仙台でお待ちしております。

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