第12回 日本くすりと糖尿病学会学術集会 The 12th Annual Meeting of Japan Pharmaceutical and Diabetes Society

プログラム

テーマにつきましては仮題を含みます。予めご了承ください。

理事長講演

座長
平泉 達哉
(能代厚生医療センター 薬剤科)
未定
演者
朝倉 俊成
(新潟薬科大学薬学部 臨床薬学研究室)

大会長講演

座長
松本 晃一
(東京医科大学茨城医療センター 薬剤部)
くすりと人でつなぐ新しい患者支援
演者
平泉 達哉
(能代厚生医療センター 薬剤科)

特別講演

特別講演1

座長
佐竹 正子
(ダイア・ファルマ/星薬科大学)
ダイアベティス(糖尿病)を持つ人(患者)そしてその家族とともに歩む多職種チーム医療
演者
赤井 裕輝
(東北医科薬科大学若林病院 糖尿病内科)

特別講演2

座長
辻本 勉
(武庫川女子大学薬学部 臨床薬学教育センター)
インスリン誕生秘話
演者
澤田 正二郎
(東北医科薬科大学病院 糖尿病代謝内科)

特別講演3

座長
武田 真莉子
(神戸学院大学 薬学部)
糖尿病治療の現状とUnmet Medical Needsに応える取り組み
演者
片桐 秀樹
(東北大学大学院医学系研究科 糖尿病代謝・内分泌内科学分野)

医薬品情報講演

座長
篠原 久仁子
(薬局恵比寿ファーマシー・フローラ薬局)
医薬品供給不足における対応について
演者
加藤 肇
(一般社団法人品川区薬剤師会)

教育講演

教育講演1

座長
石川 智健
(ハート薬局)
厚生労働省からの5疾患対人業務マニュアルの糖尿病に関する講演
演者
朝倉 俊成
(新潟薬科大学薬学部 臨床薬学研究室)

教育講演2

座長
渡邉 尚子
(さくら調剤薬局 長谷堂店)
GLP-1ダイエットの落とし穴
演者
小内 裕
(医療法人小内医院)

教育講演3

座長
小野寺 裕二
(仙台赤十字病院 薬剤部)
周術期の血糖管理 ~糖尿病薬を上手に使いこなす~
演者
薄井 正寛
(大崎市民病院 糖尿病・代謝内科)

教育講演4

座長
小野 朋子
(青森市民病院 医療技術局)
添付文書を中心とした日常臨床、病棟活動に活用できる薬物動態の理解
演者
家入 一郎
(国際医療福祉大学 福岡薬学部)

教育講演5

座長
平泉 達哉
(能代厚生医療センター 薬剤科)
肥満症と2型糖尿病の最近の治療戦略
演者
脇  裕典
(秋田大学 糖尿病・内分泌内科)

教育講演6

座長
鎌田 敬志
(鶴岡市立荘内病院 診療部薬局)
糖尿病患者の就労と治療の両支援
演者
畠山 としえ
(キャリシエ 代表)

教育講演7

座長
菅原 秀樹
(調剤薬局 ミッテル 本部・大槻店)
今こそ考える、疾病管理におけるタバコの深イ話 〜えっ、その治療が無駄に?〜
演者
齊藤 道也
(福島県医師会副会長/イエローグリーンキャンペーン全国連絡協議会実行委員長)

みちのく(未知の奥)特別企画

みちのく(未知の奥)特別企画1

みちのく宣言! ~JPDSの将来に向けて~
セッション概要
東北6県のシンポジストが各地の取り組みや実績等を紹介し、学会の将来に向けて、そのテーマにおけるJPDSの活動の紹介(見える化)。これからのそのテーマにおけるJPDS会員求めるもの(課題... [続きを見る]
みちのく宣言! ~JPDSの将来に向けて~
東北6県のシンポジストが各地の取り組みや実績等を紹介し、学会の将来に向けて、そのテーマにおけるJPDSの活動の紹介(見える化)。
これからのそのテーマにおけるJPDS会員に求めるもの(課題)今後の指針を論ずる。
座長
松本 晃一
(東京医科大学茨城医療センター 薬剤部)
中野 玲子
(医療法人 萬田記念病院 薬局)
未定
演者
小野 朋子
(青森市民病院 医療技術局)
秋田県における課題と取り組み
平泉 達哉
(能代厚生医療センター 薬剤科)
岩手県でネットワーク活動
丹代 恭太
(盛岡赤十字病院 薬剤部)
山形からできること
鎌田 敬志
(鶴岡市立荘内病院 診療部薬局)
未定
佐藤 伸輔
(東北医科薬科大学病院 薬剤部)
薬局薬剤師の立場から
菅原 秀樹
(調剤薬局 ミッテル 本部・大槻店)

みちのく(未知の奥)特別企画 2

薬剤師に求められるダイアベティス先進医療への対応
セッション概要
SMBGがCGMへ進化し、インスリンポンプもCGMのグルコース値に応じた自動注入が進むなど糖尿病に関する先進機器は急速に変化している。同時に、スマホのアプリも活用されている。糖病診療に関わ... [続きを見る]
薬剤師に求められるダイアベティス先進医療への対応
SMBGがCGMへ進化し、インスリンポンプもCGMのグルコース値に応じた自動注入が進むなど糖尿病に関する先進機器は急速に変化している。同時に、スマホのアプリも活用されている。糖尿病診療に関わる薬剤師は、薬物治療の一環として先進機器へ対応しなければならない。薬剤師がDX、AIとどのように共存していくか、薬剤師だからこそ対応できる支援についてディスカッションを行いたい。
座長
小出 景子
(永寿総合病院 糖尿病臨床研究センター)
井上 岳
(北里大学薬学部 薬物治療学III研究室)
CGM・インスリンポンプの現況と患者支援
演者
小出 景子
(永寿総合病院 糖尿病臨床研究センター)
調剤薬局でのFreeStyleリブレを活用したとりくみ 
~保険薬局の薬剤師がFreeStyleリブレを使って療養支援をやってみました~
高山 千佳子
(めぐみ薬局 アリオ橋本店)
保険薬局における電子版お薬手帳の活用
田中 千尋
(公益社団法人日本薬剤師会)
糖尿病診療における先進医療機器の役割
宗像 佑一郎
(東北医科薬科大学 内科学第二(糖尿病代謝内科))
医療DXと薬剤師の役割:デジタル技術の活用と糖尿病管理 
萱野 勇一郎
(大阪府済生会中津病院 薬剤部)
学会員アンケート結果による考察
工藤 浩史
(国立国際医療研究センター病院 薬剤部)

みちのく(未知の奥)特別企画 3

震災から学ぶ災害医療 ~DiaMATを担う薬剤師になるためには~
セッション概要
災害医療において、糖尿病は慢性疾患と思われがちであるが、1型糖尿病患者に対する超急性期の医薬品の供給問題のように医療者が災害早期から関与しなければならないケースが多い。さらに長期化す... [続きを見る]
震災から学ぶ災害医療 ~DiaMATを担う薬剤師になるためには~
災害医療において、糖尿病は慢性疾患と思われがちであるが、1型糖尿病患者に対する超急性期の医薬品の供給問題のように医療者が災害早期から関与しなければならないケースが多い。さらに長期化する避難生活のなかでも最低限コントロールされた血糖値を維持するために医療者の関与が必要である。現在、日本糖尿病協会と日本糖尿病学会が災害時の糖尿病患者に対する支援としてDiaMAT事業を推進している。現在各都道府県に主要メンバーは配置しているが、組織立った体制を整えている都道府県は少ない。日本くすりと糖尿病学会としてもDiaMATに関与できる薬剤師の育成が課題となっている。
今回のシンポジウムでは、糖尿病に携わる薬剤師が災害を学ぶための一歩目として東日本大震災や能登半島地震などの経験を基に、今後発生する震災に対して薬剤師が出来ることを考えていきたい。
座長
櫻井 淳二
(東北医科薬科大学若林病院 薬剤部)
佐藤 伸輔
(東北医科薬科大学病院 薬剤部)
令和6年能登半島地震から得た教訓-災害医療チームと薬剤師の役割-
演者
岡田 守弘
(北陸大学薬学部 実践実学系)
東日本・熊本・能登半島への災害派遣を通して学び、若い世代に引き継ぐために
森  貴幸
(株式会社大和調剤センター)
東日本大震災の経験と備え
片山 潤
(石巻市立病院 医療技術部 薬剤科)
DiaMATにおいて薬剤師に期待すること
安西 慶三
(高邦会高木病院 糖尿病内分泌肝疾患センター)

シンポジウム

シンポジウム1

【糖尿病×腎臓病×心不全 3療養指導士合同シンポジウム】
3領域の療養指導士が共に踏み出す新しい患者支援 
~手始めにSGLT2阻害薬のマネジメントを一緒に考えてみよう~
セッション概要
2001年に日本糖尿病療養指導士の第1回認定が行われ、2018年に腎臓病療養指導士が、2021年には心不全療養指導士が誕生した。糖尿病、腎臓病、心不全は、その発症や進展に相互に関連しており、併... [続きを見る]
【糖尿病×腎臓病×心不全 3療養指導士合同シンポジウム】
3領域の療養指導士が共に踏み出す新しい患者支援 ~手始めにSGLT2阻害薬のマネジメントを一緒に考えてみよう~
2001年に日本糖尿病療養指導士の第1回認定が行われ、2018年に腎臓病療養指導士が、2021年には心不全療養指導士が誕生した。糖尿病、腎臓病、心不全は、その発症や進展に相互に関連しており、併存していることも少なくない。従って、この3領域の療養指導士の連携の必要性が高まっている。
そのような中で、2014年に2型糖尿病治療薬として発売されたSGLT2阻害薬は、一部の成分においてその後の大規模臨床試験において心保護作用や腎保護作用が見いだされ、エンパグリフロジンとダパグリフロジンにおいて「慢性心不全」と「慢性腎不全」が、カナグリフロジンにおいて「2型糖尿病における慢性腎不全」が適応追加され、この3領域で共通して幅広く用いられるようになった。
一方で、SGLT2阻害薬には、ケトアシドーシス、脱水、尿路・性器感染症、フレイルやサルコペニアの発症・進展など、様々な副作用や有害事象が認められる。このため、2014年に糖尿病、2022年に慢性腎臓病、2023年に心不全において、適正使用に関するRecommendationが発表され、それらのリスクを最小限にとどめるためのマネジメントが求められており、薬剤師の役割が極めて重要である。
本シンポジウムでは、医師と各領域の療養指導士を取得されている薬剤師にご登壇いただき、各領域のRecommendationを軸として安全に使いこなすためのマネジメントを考えるとともに、将来的に3領域の療養指導士が手を携えた患者支援について論ずる。
座長
松本 健司
(石巻ロイヤル病院 薬剤科)
本田 弘
(仙台厚生病院 薬剤部)
SGLT2阻害薬の多面的な臓器保護効果作用について
演者
丹治 泰裕
(東北医科薬科大学 糖尿病代謝内科)
糖尿病治療薬としてSGLT2阻害薬を使いこなすためのマネジメント
佐藤 恵理子
(仙台徳洲会病院 薬剤部)
腎臓病療養指導士としてのSGLT2阻害薬マネジメントへの関わりについて考える
斎藤 剛志
(枡記念病院 薬剤科)
心不全から見た糖尿病とは~キードラッグSGLT2阻害薬を使いこなそう!!~
林  太祐
(日本医科大学多摩永山病院 薬剤部)

シンポジウム2

がん患者の血糖管理について、押さえておきたいポイント
セッション概要
「がん」は日本人の全死因死亡率の第1位であり、様々な新規作用機序の薬剤が上市されている。また、8年ぶりに制吐剤適正使用ガイドラインが改訂され、支持療法においても新たなエビデンスが構築... [続きを見る]
がん患者の血糖管理について、押さえておきたいポイント
「がん」は日本人の全死因死亡率の第1位であり、様々な新規作用機序の薬剤が上市されている。また、8年ぶりに制吐剤適正使用ガイドラインが改訂され、支持療法においても新たなエビデンスが構築された。その中にはオランザピンやデキサメタゾン等、血糖管理に十分な配慮が求められる薬剤も含まれている。さらには緩和ケア領域においても、アナモレリンやステロイド等、血糖値を上昇する薬剤を多く使用する。
このように、がん薬物療法ではどのフェーズにおいても血糖管理が重要であり、継続的な介入が不可欠である。しかしながら、実臨床において、治療・管理に難渋する場面も少なくない。
本シンポジウムでは「がん」と血糖管理について、各職域から押さえておきたいポイントについて概説していただくとともに、多角的視点からディスカッションを行う。
座長
丹代 恭太
(盛岡赤十字病院 薬剤部)
鈴木 さとみ
(大崎市民病院 薬剤部)
糖尿病をもつ人のがん治療~新しい制吐療法をふまえて~
演者
鈴木 さとみ
(大崎市民病院 薬剤部)
薬局におけるがん患者の血糖管理のこれから
伊藤 史恵
(日本調剤 山形大前薬局)
がん患者さんの血糖管理の個別性を考える
滝澤 康志
(日本赤十字社 飯山赤十字病院 薬剤部)
がん患者の血糖管理と薬剤について~糖尿病専門医の視点から~
山本 淳平
(大崎市民病院 糖尿病・代謝内科)

シンポジウム3

【アドボカシー部会企画】
ことばとしての「服薬指導」から糖尿病のある方から求められる薬剤師の役割をあらためて考えよう
セッション概要
糖尿病に対する誤解や偏見を払拭するために糖尿病の新しい呼称としてダイアベティスが提唱された。糖尿病にまつわる“ことば”を見直すプロジェクトの中では、「指導」という言葉について「支援、教... [続きを見る]
【アドボカシー部会企画】
ことばとしての「服薬指導」から糖尿病のある方から求められる薬剤師の役割をあらためて考えよう
〜糖尿病にまつわる“ことば”を見直すプロジェクト~
糖尿病に対する誤解や偏見を払拭するために糖尿病の新しい呼称としてダイアベティスが提唱された。糖尿病にまつわる“ことば”を見直すプロジェクトの中では、「指導」という言葉について「支援、教育、相談、アドバイス」といった言葉への置き換えが推奨されている。医療の担い手として対人業務中心へ大きな転換点を迎えた薬剤師業務における「服薬指導」について、「言葉」を勘案することにより、糖尿病のある方から求められる「真の薬剤師の役割」について考える機会としたい。
座長
林  太祐
(日本医科大学多摩永山病院 薬剤部)
住吉 加奈
(サンポート高松クリニック)
本シンポジウムの趣旨
演者
大東 敏和
(広島大学病院 薬剤部)
ことばとしての「服薬指導」から考える糖尿病のある方から求められる病院薬剤師の役割
朝倉 充俊
(信州大学医学部附属病院 薬剤部)
糖尿病スティグマをなくすには医療者の意識変容から
國森 公明
(株式会社あかつき あかつき薬局)
HIV感染症治療の業務から「服薬指導」ということばを考えてみる
阿部 憲介
(独立行政法人国立病院機構盛岡医療センター 薬剤科)

シンポジウム4

これからの地域医療におけるCDEJの役割と展望 ~CDEJがつなぐ新しい患者支援~
セッション概要
地域医療は、地域包括ケアシステムの中で多職種が連携することで、安全で質の高い医療が行われている。加えて糖尿病療養指導は、できるだけ多くの専門職種が連携し患者支援に係ることで、患者のニ... [続きを見る]
これからの地域医療におけるCDEJの役割と展望 ~CDEJがつなぐ新しい患者支援~
地域医療は、地域包括ケアシステムの中で多職種が連携することで、安全で質の高い医療が行われている。加えて糖尿病療養指導は、できるだけ多くの専門職種が連携し患者支援に係ることで、患者のニーズに応える個別化された支援となる。よって、地域の日本糖尿病療養指導士(以下CDEJ)が連携し糖尿病治療支援を実施することは、地域住民にとって大きなメリットになると考えられる。
本シンポジウムでは、地域医療に関わる薬剤師への期待とCDEJの役割について、そして実際の地域医療での具体的な活動状況をご紹介いただき、「CDEJがつなぐ新しい患者支援」の手がかりとなる今後の課題や目指すべき連携の在り方等について議論したい。
座長
宇都宮 一典
(日本糖尿病療養指導士認定機構理事長/医療法人財団慈生会野村病院内科)
朝倉 俊成
(新潟薬科大学薬学部 臨床薬学研究室)
糖尿病医療の多様化とCDEJの役割
演者
宇都宮 一典
(日本糖尿病療養指導士認定機構理事長/医療法人財団慈生会野村病院内科)
トレーシングレポート等を活用した薬薬連携(がん患者の連携体制を例に)の糖尿病支援活動例・課題
板垣 有紀
(山形済生病院 薬剤部)
地域連携薬局におけるCDEJ提案型の医薬連携と患者支援から見えてきた高齢化地域の課題
明石 麻衣
(株式会社サノ・ファーマシー 追分佐野薬局)
感染症専門家と連携した糖尿病患者の注射療法に関する取り組み
~在宅を含む臨床現場における針刺し・切創ゼロを目指して~
星野 ゆかり
(やまと内科クリニック)

シンポジウム5

シックデイカードでつむぐ多職種連携
セッション概要
2022年9月の第10回学術集会にて、日本くすりと糖尿病学会薬局部会からシックデイカードを発表しました。会員外、薬剤師以外の職種もダウンロードできるようにしたことで、900名超の方に手に取っ... [続きを見る]
シックデイカードでつむぐ多職種連携
2022年9月の第10回学術集会にて、日本くすりと糖尿病学会薬局部会からシックデイカードを発表しました。会員外、薬剤師以外の職種もダウンロードできるようにしたことで、900名超の方に手に取ってもらいました。2024年1月から3月には、このシックデイカードを患者フォローに使用できたか、他の職種と連携できたかなどのアンケート調査を実施し、この度、より使いやすいカードとなるよう改訂いたします。
 アンケート結果からは、医師からシックデイ時の指示をもらえないなどの連携の難しさも、シックデイ指導が進まない原因の一つとなっていました。そこで今回のシンポジウムでは、シックデイカードで多職種連携をつむぐために、薬局薬剤師、病院薬剤師、医師が登壇します。それぞれの立場のシックデイ指導の考え、連携に向けた取り組みについて理解を深めていきたいと考えています。
また2024年元旦に発災した能登半島地震により、災害時のシックデイルールについても再び大きく取り上げられています。薬剤師による患者支援の一つとして、シックデイへの備えが定着することを期待します。
座長
廣田 有紀
(せいら調剤薬局)
森  貴幸
(株式会社大和調剤センター)
シックデイカードの使用状況および改善点の抽出ーシックデイカード改訂に向けたアンケート調査よりー
演者
坂倉 圭一
(日本くすりと糖尿病学会 薬局部会)
在宅医療におけるシックデイカード活用事例
阿部 真也
(つなぐ薬局 足立/帝京大学 薬学部)
シックデイカードを用いた薬薬連携への取り組み
秋吉 明子
(熊本赤十字病院 薬剤部)
シックデイカードを用いた医療連携
西田 健朗
(熊本中央病院 糖尿病・内分泌・代謝内科)

シンポジウム6

今、考えるタスク・シフト/シェア ~薬剤師職能の可能性を探る~
セッション概要
2024年4月から医師の働き方改革の新制度が始まり、タスク・シフト/シェアに対する取り組みが一層加速してきている。2021年に厚生労働省医政局より発出された「現行制度の下で実施可能な範囲に... [続きを見る]
今、考えるタスク・シフト/シェア ~薬剤師職能の可能性を探る~
2024年4月から医師の働き方改革の新制度が始まり、タスク・シフト/シェアに対する取り組みが一層加速してきている。2021年に厚生労働省医政局より発出された「現行制度の下で実施可能な範囲におけるタスク・シフト/シェアの推進について」(医政発0930第16号)に「糖尿病患者等における自己注射や自己血糖測定等の実技指導」が盛り込まれ、服薬指導の一環として、練習用注射器等を用いた注射手技等の実技指導での確認等を行うことは可能と示された。しかし、糖尿病治療領域における薬剤師の専門性を活かした役割は、更なる拡充が予想される。本シンポジウムでは、保険薬局、病院、大学(教育)の視点から現状の取り組みや課題について提示し、会場の皆様と一緒に薬剤師職能の可能性を探りたい。
座長
室井 延之
(神戸市立医療センター中央市民病院)
鈴木 剛
(大館市立総合病院 薬剤科)
薬剤師の新たな挑戦:在宅医療における糖尿病ケアの現状と未来
演者
阿部 真也
(つなぐ薬局 足立/帝京大学 薬学部)
糖尿病地域医療連携クリニカルパス外来における病院薬剤師の関わり
越後 洋平
(土崎病院 薬局)
当院における薬剤師と糖尿病専門医の協働によるタスク・シフト/シェア
坂井 真
(近森病院 薬剤部)
病院・薬局実習事前実習の現状と医療におけるタスクシフト/シェアを学ぶ上での問題点
井上 岳
(北里大学薬学部 薬物治療学III研究室)

シンポジウム7

SGLT2阻害薬患者指導箋(JSNP版)を活用し安全に腎臓を守ろう!
セッション概要
現在、SGLT2阻害薬の大規模臨床スタディにより適応拡大が進んでいる。特に慢性腎臓病(CKD)と慢性心不全において十分なエビデンスが証明されており、ADA ( American Diabetes Association ) 作成... [続きを見る]
SGLT2阻害薬患者指導箋(JSNP版)を活用し安全に腎臓を守ろう!
現在、SGLT2阻害薬の大規模臨床スタディにより適応拡大が進んでいる。特に慢性腎臓病(CKD)と慢性心不全において十分なエビデンスが証明されており、ADA ( American Diabetes Association ) 作成のガイドラインにおいてもSGLT2阻害薬の立ち位置が変化している。2型糖尿病の場合、CKDに対しベースラインHbA1c、個別化目標値、メトホルミンの使用とは無関係にSGLT2阻害薬またはGLP-1受容体作動薬の使用が推奨されている。さらにDAPA-CKDのように非糖尿病患者でも腎保護効果が証明されている。
以上のことからSGLT2阻害薬は腎保護効果について十分期待されているが、脱水、性器・尿路感染症のような副作用の発現を最小限にしなければならない。これらに対し日本腎臓病薬物療法学会では、「SGLT2阻害薬患者指導箋(JSNP版)」を作成し注意喚起に取り組んでいる。特に副作用は、糖尿病患者、非糖尿病患者において異なる考え方をしなければならない点もあるため、多角的に考慮する必要がある。さらに糖尿病の分野では一般的となっているシックディ対策においても、腎疾患患者での対応を十分に考えなければならない。
今回のシンポジウムは、日本腎臓病薬物療法学会と日本くすりと糖尿病学会による合同シンポジウムであり、SGLT2阻害薬の適正使用から腎保護効果のメカニズムまで幅広く取り扱い、SGLT2阻害薬の腎臓に対する作用を集中的に学ぶ機会にしたいと考える。
座長
茂野 健司
(JCHO仙台病院 薬剤部)
氏家 敬子
(医療法人社団恵仁会 三愛病院 薬剤科)
SGLT2阻害薬の腎保護効果について
演者
松江 良知
(独立行政法人労働者健康安全機構 青森労災病院 薬剤部)
SGLT2阻害薬患者指導箋(JSNP版)を用いた患者指導のポイント
杉本 悠花
(特定医療法人 光晴会病院 薬剤科)
腎臓を守るためのシックデイルールとは?
等  浩太郎
(金城学院大学 薬学部)

シンポジウム8

糖尿病薬物治療のエビデンスを薬剤師の視点から発信してみよう ~先ずは第一歩を踏み出そう!~
セッション概要
糖尿病薬物治療における薬剤師からのエビデンス発信の一助になればと思い企画いたしました。研究を始める上で倫理申請が必要かどうか迷う場面があると思いますので、倫理審査の必要性について... [続きを見る]
糖尿病薬物治療のエビデンスを薬剤師の視点から発信してみよう ~先ずは第一歩を踏み出そう!~
糖尿病薬物治療における薬剤師からのエビデンス発信の一助になればと思い企画いたしました。研究を始める上で倫理申請が必要かどうか迷う場面があると思いますので、倫理審査の必要性について初めにご講演いただきます。また、昨年の第11回日本薬と糖尿病学会の優秀演題賞に選ばれた先生方のうち2名の先生から臨床での気づきから発表までの経緯を薬局薬剤師、病院薬剤師の視点からご講演いただきます。最後に臨床研究の進め方や論文化についてご講演いただきます。このシンポジウムが研究を始めるきっかけになったと思う参加者が多くいることを願っています。
座長
朝賀 純一
(岩手医科大学附属病院/岩手医科大学薬学部)
金澤 佐知子
(弘前大学医学部附属病院 薬剤部)
倫理審査と対象研究
演者
飯嶋 久志
(千葉県薬剤師会 薬事情報センター)
糖尿病薬物治療で薬局薬剤師ができること~現場での気付きから発表、そして今~
清水 麻紀
(有限会社ダイナ みさき薬局竜王)
日常業務の気づきから学会発表まで
髙見 麻友
(近江八幡市立総合医療センター 薬剤部)
臨床薬剤師の臨床研究と論文作成の実践〜実務がテーマとなる臨床研究〜
石村 淳
(日本薬科大学 実践薬学分野)

シンポジウム9

糖尿病薬物療法認定薬剤師を目指そう! ~薬学的管理と服薬支援の実践をカタチにしよう~
セッション概要
糖尿病薬物療法認定薬剤師制度は2016年より運用が開始となっている。糖尿病薬物療法認定薬剤師が臨床の場で糖尿病診療にどのように関わっているか、そのことが認定取得や更新につながる経験談... [続きを見る]
糖尿病薬物療法認定薬剤師を目指そう! ~薬学的管理と服薬支援の実践をカタチにしよう~
糖尿病薬物療法認定薬剤師制度は2016年より運用が開始となっている。糖尿病薬物療法認定薬剤師が臨床の場で糖尿病診療にどのように関わっているか、そのことが認定取得や更新につながる経験談、取得後の変化について発表、討論を行う。さらに認定更新、資格維持に向けて更新時の流れや必要な実績について説明する。認定薬剤師の有資格者、また新規に資格を目指す薬剤師へのフォローやネットワーク作りの契機となることを期待する。
座長
河崎 尚史
(大阪公立大学医学部附属病院 医療安全センター 新規技術・医薬品審査部)
柳瀬 昌樹
(社会福祉法人石井記念愛染園附属 愛染橋病院 薬剤科)
専門医がいないけど...認定薬剤師にできること
演者
濱谷 忠佑
(八雲総合病院 薬局)
在宅医療への糖尿病薬物療法認定薬剤師としての貢献と課題
佐藤 雄一
(フロンティア薬局 中の島店)
地域における患者支援の輪 ~糖尿病薬物療法認定薬剤師ができること~
本間 三絵
(済生会長崎病院 薬剤部)
糖尿病薬物療法認定薬剤師の現状と実績(報告)
野澤 彰
(上都賀総合病院 薬剤部)

シンポジウム10

地域を支える薬剤師 ~様々な患者支援の方法から考える~
セッション概要
地域から期待される薬剤師の役割は年々増加しており、薬の専門家としてだけでなく、多職種との連携や患者一人ひとりの支援方法、未病や健康増進など、様々な分野に及んできている。薬剤師の働き方... [続きを見る]
地域を支える薬剤師 ~様々な患者支援の方法から考える~
地域から期待される薬剤師の役割は年々増加しており、薬の専門家としてだけでなく、多職種との連携や患者一人ひとりの支援方法、未病や健康増進など、様々な分野に及んできている。薬剤師の働き方も、対物業務から対人業務への移行が進んでおり、業務内容も変化してきた。
糖尿病療養患者は現在も増加しており、高齢者だけでなく、幅広い年代にわたる人々が該当している。糖尿病療養は患者が長期間にわたって治療を継続し、糖尿病のない人と変わらない寿命や生活の質を目指して支援を行うことが求められている。
本シンポジウムでは、薬剤師による行政や地域団体との取り組み、処方設計や処方提案、多職種や病院薬剤師と保険薬剤師の連携、医療資源の最適な利用方法、年代によって生活環境が変化していく患者への支援方法や心境等について紹介する。薬剤師の取り組みを多面的かつ俯瞰的に見ることで、地域における糖尿病療養支援の在り方について、会場の皆さまと共に議論したいと思う。
座長
八鍬 紘治
(日本調剤株式会社 東北支店 在宅医療部)
小野寺 裕二
(仙台赤十字病院 薬剤部)
学生から社会人へと変化していく時期の1型糖尿病患者への関わり
演者
住吉 加奈
(サンポート高松クリニック)
インスリンフォーミュラリーについて
草島 宏平
(日本海総合病院 薬剤部)
地域一体型NSTにおける薬剤師のかかわり
星  利佳
(ほし薬局 本店)
糖尿病地域連携で支える患者支援とトレーシングレポート
篠原 久仁子
(薬局恵比寿ファーマシー・フローラ薬局)

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