プログラム
教育講演
がんとともに生きる:患者のもつ力と成長を支える心理社会的支援
- 企画趣旨
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がん体験は不安や抑うつをもたらす一方で、人生の意味や価値を再編成する発達的転機ともなりうる。本セッションでは、生涯発達心理学の視点から、がん診断後のライフストーリーの変容とレジリエンスのあり方を捉え直すとともに、コーピング支援や心的外傷後成長(PTG)をめぐる実践的課題を検討する。「成長」を目標化しすぎない支援や、“平気そうに見える人”への関わりも含め、多様な生のあり方を尊重した心理社会的支援の方向性を議論する。
WG2 患者・家族への心理社会的支援/WG3 治療・ケアに関連する心理社会的課題
AYA世代がん患者の特徴と課題~諸問題を解決するためのヒント~
- 企画趣旨
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AYA世代がん患者には、成人とは違う特徴がある。生活の変化も大きく、アイデンティティの確立途中であり、心理社会的課題も多い。告知から終末期までを見通しながら、治療に伴う生活への影響(就学・就労・恋愛・結婚・妊孕性・生き方ついての葛藤)について、様々な課題をどのように解決していくのかのヒントを得られるように講演いただく。
WG6 AYA世代・小児・若年者
がん医療におけるグリーフケア ―悲嘆と支援者自身のケア―
- 企画趣旨
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がん医療の現場では、患者や家族が経験する死別やさまざまな喪失への支援が求められている。一方で、日々別れに立ち会う支援者自身が感じる悲嘆や無力感は語られにくく、必ずしも十分にケアされてきたとは言えない。また、悲嘆について体系的に学ぶ機会は決して多くない。本教育講演では、グリーフケアの基本的な枠組みを踏まえつつ、遺族外来やがん医療の臨床実践に基づき、支援者自身のケアを含めた悲嘆支援のあり方を提示する。
WG7 医療従事者・多職種支援
科学で「心の声」を聴くーデジタルフェノタイピングが拓く次世代医療の現在地ー
- 企画趣旨
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従来の評価手法だけでは捉えきれない、患者の複雑な内面(心の声)をどうすれば聴くことができるのか?本講演では、表情や音声解析、ウェアラブルデバイス等を用いて病態を定量化する「デジタルフェノタイピング」の第一人者である、岸本泰士郎先生にその最前線についてご解説いただき、次世代のサイコオンコロジーを考える契機にしたい。
WG10 AI・デジタルヘルス・研究方法論
シンポジウム
SDMがうまくいく方法
- 企画趣旨
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患者の意思決定支援や難しい局面でのコミュニケーションへのアプローチとして、患者が使用できる質問促進リストの実装研究が行われており、その取り組みを紹介する。また、現場のオンコロジストや当事者の声を紹介しながら、双方向的なコミュニケーションにおける課題を明らかにし、SDMがうまくいくコツを考えていきたい。さらに、現場では患者にどこまで伝えた、どんな反応があったかや、患者の価値観といった内容は申し送られにくい。切れ間なく支援するための情報共有のありかたについても検討したい。
WG1 コミュニケーション・意思決定支援(SDM)
がん患者が担う「もう一つの役割」:ダブルケアに伴う多重役割に対する包括的な支援
- 企画趣旨
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高齢化や家族の多様化、医療の進歩に伴い、親の介護や育児を担いながら治療を受ける、いわゆるダブルケアのがん患者・家族は増加している。患者が抱える役割への負担と多職種によるアプローチについて検討し、個々の家族に応じてどのように支援するのか検討する。さまざまな立場から、社会資源を活用した事例を発表していただき、具体的な支援モデルを共有し議論を行う。
WG2 患者・家族への心理社会的支援
支援につながりにくいがんサバイバーをどう支えるか:サバイバーシップ支援の影を可視化する
- 企画趣旨
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①がん医療におけるサバイバーシップ支援は発展してきたが、その恩恵が十分に届いていない人々の存在は十分に議論されていない。②家族と関係が希薄な患者、支援を求めないサバイバー、家族・遺族ケアにつながらない人々など、「支援の枠組み」からこぼれ落ちる人々を可視化し、支援の“隙間”をどう埋めるかを検討する。③支援の“光”ではなく“影”を扱う。臨床・研究・当事者の視点から、構造的課題として検討し、支援の再設計を議論する。
WG2 患者・家族への心理社会的支援
患者さんと専門家で作るサイコオンコロジー・サバイバーシップの臨床試験
- 企画趣旨
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真に良い医療を創る為には、医療者やヘルスケア産業だけでなく、全てのステークホルダーが、共に考え、連携することが望ましい。Patient Public Involvement(PPI:患者市民参画)は、近年臨床試験に欠かせない要素となっている。特に、サイコオンコロジー・サバイバーシップの質向上には、患者さん、ご家族など支える方の多面的な協力が必要な一方で、臨床研究における適切な関わり方は明らかにされていない。本シンポジウムは、研究者と患者会の双方の立場から、サイコオンコロジー・サバイバーシップの臨床研究・臨床試験における最適なPPIの在り方を模索することを目指す。
WG4 臨床研究・臨床試験
若手研究者はどこでつまずくのか― サイコオンコロジー臨床研究を「始めて、続ける」ための研究支援と研究教育 ―
- 企画趣旨
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サイコオンコロジー領域で臨床研究に取り組もうとする若手研究者は、研究テーマ以前に、研究の始め方が分からない、相談相手がいない、途中で手が止まるといった現実的な困難に直面しやすい。本シンポジウムでは、研究デザインや方法論そのものではなく、研究を「始めて、続ける」過程で生じるつまずきや判断に焦点を当てる。医療従事者と研究者の協働、患者報告アウトカム(PRO)の扱いといった実践的課題も含め、研究支援と研究教育を一体として捉え、若手研究者が研究をやめずに続けるための視点を共有する。
WG4 臨床研究・臨床試験
サイコオンコロジーの臨床研究において制御すべき異質性と、大切にしたい多様性
- 企画趣旨
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サイコオンコロジーの臨床研究では、非薬物療法や患者の主観的体験をアウトカムとすることが多く、介入内容や評価方法、対象集団の違いなどにより結果の解釈や再現性の確保が困難となりやすい。一方で、得られた知見を実臨床へ実装する際には、患者や家族、医療者、施設背景などの多様性への配慮が不可欠である。本シンポジウムでは、臨床研究・臨床試験において制御すべき異質性と尊重すべき多様性を整理し、再現性と実装可能性を両立する研究の在り方を議論する。
WG4 臨床研究・臨床試験
当事者目線で考えるせん妄ケア
- 企画趣旨
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「あれは、何十年たっても忘れられません・・・」
せん妄は、医療者にとって日常的に遭遇する一方、患者や家族にとっては人生の中で強烈な体験として記憶に残ることがある。しかし、これまでの学会や教育の場では、予防・治療・管理といった医療者目線から語られることが多く、当事者の声に触れる機会は限られていた。
そこで本シンポジウムでは、家族としてせん妄を経験した患者会活動者をお迎えし、その体験や思いを共有いただきながら、多職種の演者とともに「患者・家族にとって本当に望ましいせん妄ケアとは何か」を考える。エビデンス、ケアのアート、臨床倫理、そして中長期的な影響などを含め、当事者目線からせん妄ケアを見つめ直したい。
WG5 高齢者・認知機能・精神症状
意思決定のその先へ
- 企画趣旨
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意思決定能力の査定とその結果を踏まえたケアのありかたについて議論する。
基礎知識として、意思決定能力評価のゴールドスタンダードであるMcCAT-Tの概観と活用法から始め、日常ケアの中から意思決定能力に課題がある可能性がある人の見分け方、広く精神疾患・精神症状の影響の評価と対応、ケアの工夫、など臨床実践の勘所を共有する。
認知機能のアセスメントをツールの点数で終わらせず、ベッドサイドでの患者の言動・入院前のエピソードから「その人らしさ」を拾い上げる技術や普段の生活・リハビリ場面から意思決定支援の工夫へ繋いでいくことも臨床において求められる技術であると考える。
WG5 高齢者・認知機能・精神症状
精神症状とハラスメントの「あいだ」を読み解く ―困難な言動への多角的アセスメントと、スタッフの心身を守る組織マネジメント
- 企画趣旨
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医療現場の困難な言動は、長年スタッフが「自らが耐えればよい」という懸命な忍耐によって支えられ、組織的な課題として表面化しづらい側面があった。しかし、2025年の法制化によりカスハラへの組織的対応が義務化された今、現場には冷静な「見極め」が求められている。本セッションでは、ハラスメント対策の専門家、精神科医・心理士を招き、スタッフを孤立させない管理体制を議論し、専門職のアセスメントに基づき適切な境界線を引くことが、いかにして質の高いケアを継続できる信頼関係に寄与するかを探求する。
WG5 高齢者・認知機能・精神症状
AYA世代がん患者が示す医療者が難しいと感じる場面でのコミュニケーション
- 企画趣旨
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AYA世代がん患者に対して、医療者からみてコミュニケーションが難しいという相談は多々ある。例えば、何を聞いても大丈夫ですという、表現が幼くわかっているのかわかっていないのかわからない、自分のためのことなのにルールを守れない、約束を破っても平気・・いろいろな関わりにくさがある。事例を用いながら各職種がどのように具体的にかかわっているのかを示し、ディスカッションではAYA世代の患者の想いや理解の仕方、そしてAYA世代がん患者とのより良いコミュニケーションについて考える。
WG6 AYA世代・小児・若年者
AYAチームの中でのサイコオンコロジストの活動・連携について~よりよいチームを作るために~
- 企画趣旨
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近年、AYAチームが全国的に立ち上がっており、精神科医師はもちろん、心理職やリエゾンナースなどもチームメンバーとして大切である。AYAチームの中で、どのように動けばサイコオンコロジストが活躍し、うまくコラボレーションをしていけるのか。現場の実践をもとに協働の仕方を模索する。
WG6 AYA世代・小児・若年者
Win–Win–Win の多職種連携 違いが豊かさになる連携
- 企画趣旨
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がん医療の多職種連携ではメンバーの治療観や診療スタイル、専門性や知見の違いが摩擦を生み、かえってすり減りが生じることがある。本シンポジウムでは、「背景の異なる人がどう連携できるか、そもそも有益な連携って何か」を大きな軸に、チーム間連携・チーム内連携・医学教育の観点から理論・実践知を紹介いただき、Win な連携の設計を議論する。
WG7 医療従事者・多職種支援
がんおよび末期腎不全における全人的苦痛へのアプローチ:心理社会的支援と多職種チームの実践
- 企画趣旨
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末期腎不全が緩和ケアの対象として注目される中、患者・家族が抱える心理社会的苦痛や、透析継続に関する複雑な意思決定を多職種で支える重要性が高まっている。本企画では、がんおよび末期腎不全における全人的苦痛への介入、透析治療の選択と中止に伴う心理的支援、家族の葛藤への寄り添い、そして看取りの場所の選択など、臨床で避けられない課題を、緩和ケア医(腎臓内科医)・精神科医・心療内科医・薬剤師・心理士がサイコオンコロジーの視点から立体的に解説する。後半では、多職種チーム医療が腎不全医療と緩和医療にもたらす心理社会的支援の意義について、参加者同士の相互交流を通じて深める場とする。
WG7 医療従事者・多職種支援
わが国におけるがん患者の自殺対策の現在地
- 企画趣旨
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全国がん登録制度開始(2016年)により、死因情報を含むがん患者の情報が悉皆的に把握可能となり、全国規模での自殺実態調査が実現した。これにより新たな疫学的知見が蓄積され、がん対策推進基本計画やがん診療連携拠点病院指定要件の改正を通じて、がん患者の自殺対策が重要課題として明確に位置づけられた。本シンポジウムでは、わが国におけるがん患者の自殺に関する実態や最新の知見を共有し、実装可能な対策と今後の教育・研究の方向性を多角的に議論する。
WG8 自殺予防と危機介入
制度は"心"を守れてきたか?―がん対策20年、未来に繋ぐ対話
- 企画趣旨
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本年は、2006年にがん対策基本法が策定されてから20年を迎える。本法の成立には、医療の均てん化、ドラッグラグの改善、情報整備を主議題に、多くの患者・市民、医療従事者の声があった。2016年の改正で社会環境の整備が加わり、医療の中から地域を巻き込んだ体制整備へと進展してきた。今後、高齢社会を迎える中で、我が国はどのような未来を描いていくべきか。これまでの歩みを振り返りつつ、未来について語りあいたい。
WG9 社会・政策・臨床倫理
パネルディスカッション
ACPとリアル:ホンマに良いもの?どないしたらええの?
- 企画趣旨
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ACPの推進が取り組まれているが、いざ診療の現場で実践となると難しい。なぜだろうか?そもそも「ACP」について話し合うとき、コトバの概念が、職種や立場によって捉え方がバラバラで、共有されていないかもしれない。また「ACP」は今の日本の医療の現状にあった取り組みなのだろうか?
本セッションでは、まずACPの概念を整理しつつ、実践の難しさなどの現場での声を拾い上げ、ACPについてどんどんツッコミを入れながらの議論を行いたい。さらに、アプリを活用した患者の意向確認ツールなど最新の研究も紹介しながら、明日からの臨床に使えるヒントを皆さまと一緒に考えていきたい。
WG1 コミュニケーション・意思決定支援(SDM)
精神疾患を抱える患者の意思決定支援
- 企画趣旨
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精神疾患を抱えるがん患者では、標準治療を受けるうえでさまざまな障壁が生じやすい。意思決定支援は、コミュニケーションや医療倫理とも深く関わる重要な課題であり、治療の開始・中止といった選択の場面において、私たちは何を重視し、どのような支援を提供すべきか。また、いかなる状況においてもがん治療を受ける権利はどのように守られるべきか。本セッションでは、患者を疾患も含めた全人的な視点で理解することが実臨床に役立つとの考えのもと、模擬症例をもとに各職種・地域からのアプローチを紹介する。倫理的側面からも検討を加えながら、精神疾患を抱えるがん患者への意思決定支援について多職種で語り合いたい。
WG1 コミュニケーション・意思決定支援(SDM)/WG9 社会・政策・臨床倫理
副作用・後遺症時代の“対話再建”:困りごとが見えない時代に医療は何を拾い上げるか
- 企画趣旨
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外来治療の長期化とSNS・AIの普及により、患者は即時に共感や情報へアクセスできる一方、深層の適応障害や実存的苦悩が医療に届きにくくなっている。副作用・後遺症に伴う「うまく伝えられない」「うまく聞けない」状況を乗り越える対話術を、ePRO活用、心理職・MSWのアドボカシー、患者・家族の声を交えて検討する。困りごとの非顕在化時代における医療者の役割を再定義する。
WG3 治療・ケアに関連する心理社会的課題
治療を止めないためのサイコオンコロジー:抗がん治療過程の精神症状・心理社会的問題を“治療継続リスク”としてどのようにアプローチするか
- 企画趣旨
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抗がん治療の過程では、病状説明時の絶望感や抑うつ、周術期や放射線治療中のせん妄、将来の見通しへの不安など、さまざまな精神症状・心理社会的問題が、治療アドヒアランスの低下や治療強度の低下、治療の延期・中止につながることがある。これらは患者の苦痛であると同時に、抗がん治療の効果や安全性を左右する「治療継続リスク」として捉える必要がある。
本企画では、抗がん治療の現場で問題となる精神症状・心理社会的問題を、治療継続に影響するリスクとしてどのように評価し、医療チーム内で共有し、対応するかを、多角的な視点から議論する。さらに、これらへのアプローチを抗がん治療と並行して組み込むべき課題として位置づけ、抗がん治療継続を支えるサイコオンコロジーの役割を再考する。
WG3 治療・ケアに関連する心理社会的課題
具体例で考える、がん診療連携拠点病院における自殺対応フロー
- 企画趣旨
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「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」で、がん患者の自殺リスクに対し院内で共通した対応フローを整備し、関係機関との連携体制を明確化することが求められた。しかし、その具体的内容や運用方法は各施設の精神医療体制によっても対応は大きく異なると考えられる。本企画では、精神科医療体制が異なる複数施設の具体的フローを共有し、その実践と課題を検討して、実装可能で効果的なモデルの方向性について議論する。
WG8 自殺予防と危機介入
データは心を可視化できるのか?―研究・臨床におけるリアルワールドデータとの心の対話
- 企画趣旨
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電子カルテ、がん登録、レセプト情報、患者報告型アウトカム(PRO)などのリアルワールドデータ(RWD)は、研究・臨床・政策において重要性を増している。一方、患者の心の苦痛や生活上の困難、周縁化された声をどこまで捉えられるかは課題である。本セッションでは、電子カルテやePROを活用した研究などの実践例も参照しつつ、RWDの可能性と限界を研究・臨床の両面から検討し、サイコオンコロジーにおける科学とこころの対話のあり方を探る。
WG9 社会・政策・臨床倫理/WG10 AI・デジタルヘルス・研究方法論
医療現場で愛されるデジタルヘルスとは?-優れたツールを定着させるためには何が必要か?-
- 企画趣旨
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ここ数年で多くのIoT, AIを活用したデジタルツールが開発されており、患者や家族などのケアに有用であったケースが複数報告されている。しかし、デジタルツールの医療現場へ導入に際しては、現場レベルでの様々な障壁がある。そこで、本パネルディスカッションでは、多職種の実践家(医師、看護師、薬剤師、作業療法士、起業家)から実用例を紹介していただくとともに、現場への実装プロセスにおける課題や定着に向けて必要な研究、ELSI(倫理・法・社会的課題)などを多面的に議論する。
AIによるコミュニケーションや故人の再現および意思決定支援技術における倫理的課題を検討する。昨今人間性が投影されたAIが普及しており、対話の障壁を下げる利点がある反面、心理的に脆弱な遺族の過度な依存や誘導を招くリスクを孕む。技術的介入が自律的な意思決定を侵害しないAI利活用方法と倫理的な境界について議論する。
WG10 AI・デジタルヘルス・研究方法論