第20回日本組織移植学会総会・学術集会

会長挨拶

第20回日本組織移植学会総会・学術集会 会長写真

第20回日本組織移植学会総会・学術集会
会長 外園 千恵
(京都府立医科大学眼科学教室)

 この度、2022年8月5日~7日に京都産業会館にて、第20回日本組織移植学会総会・学術集会を開催させていただきます。伝統ある日本組織移植学会総会を主催する機会をいただき、関係の皆様に感謝申し上げます。
 日本組織移植学会では、皮膚、骨・靱帯、心臓弁、血管、膵島、羊膜など組織の移植におけるガイドライン作成、行政との折衝、社会の啓発等を行ってきました。20年を超える活動を経た現在、様々な分野の医療職が関わり連携する、ユニークな学会になったと思われます。組織、臓器の枠を超えて、医師、看護師、コーディネーターといった立場も超えて、移植医療に携わるものが互いに理解し、移植を必要とする方に適切に移植医療を提供できることを願って、本総会のテーマを「移植のかけ橋」とさせていただきました。
 特別講演については、脊髄損傷に対する再生医療の開発および医師主導治験に関わってこられた札幌医科大学の佐々木祐典先生にご講演をお願いしました。シンポジウム1では、様々な組織移植の現状と課題を共有し、今後に繋げたいと考えております。シンポジウム2は、ドナーの立場からみた同意取得のあり方、移植医療の連携を議論する予定です。
 総会は年に1度、顔を合わせて交流する場でもあり、コロナウイルス感染の懸念はありますが、できる限り、現地開催をしたいと考えております。多くの演題と一人でも多くの方のご参加を心よりお待ちしております。