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ご挨拶

第23回日本ロービジョン学会学術総会
会長 斉之平 真弓(鹿児島大学医学部 眼科学教室)
斉之平 真弓 写真

 第23回日本ロービジョン学会学術総会は2022年5月20日(金)~22日(日)の3日間、かごしま県民交流センターで開催させて頂くことになりました。日本ロービジョン学会関係者各位に厚く御礼を申し上げます。

 本会のテーマは「人生100年時代のビジョンサポート」といたしました。世界に先駆け、2050年には日本の100歳以上の人口は50万人を超えると予測されています。一生涯を通してQuality of life(QOL)の維持向上のために、ビジョンサポートが更に必要な時代になると思われます。

 本会のプログラムは、オープニングレクチャーとして森康子先生(神戸大学)に新型コロナウイルス感染症の新たな知見、教育講演にはAmerican Medical Association(AMA)の視覚障害評価ガイドであるFunctional Vision Score(FVS)に貢献されたAugust Colenbrander先生(The Smith-Kettlewell Eye Research Institute and California Pacific Medical Center)にお願いし、サンフランシスコからライブ中継を予定しております。特別講演では、西田幸二先生(大阪大学)と坂本泰二先生(鹿児島大学)に、人生100年時代の眼科の未来をテーマにご講演頂きます。シンポジウムは「様々な立場から人生100年時代のビジョンサポートを考える」と題して、仲泊聡先生(神戸アイセンター)と吉野由美子様(前視覚障害リハビリテーション協会長)にオーガナイザーをお願いし、川瀬和秀先生(安間眼科)、良久万里子様(鹿児島県視聴覚障害者情報センター)、赤堀浩敬様(就労相談人材バンク)、「AIスーツケース」開発リーダーの高木啓伸様(日本IBM)にシンポジストとしてご参加いただきます。ICT機器や人工知能(AI)などの視覚支援機器の技術革新は、人生100年時代のビジョンサポートに大きく寄与してくれることと期待しております。

 鹿児島県での日本ロービジョン学会学術総会の開催は始めてのことです。活火山である桜島や歴史を伝える史跡、天然砂むし風呂や黒豚料理など鹿児島ならでの情景や味覚を満喫して頂ければ幸いに存じます。鹿児島から、各地域をライブで結ぶ新しい形式の学術総会となりますが、本学術総会が各人の豊かな人生100年時代の礎になることを願っています。

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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