第26回日本臨床脳神経外科学会は各種学会の少ない夏に北関東の宇都宮市で開催します。COVID19により第23回(2020)より第25回(2022)までの会期が11月に変更されてきました。しかし、第26回学会は会期を以前のように7月開催といたします。
宇都宮は東北新幹線で東京より50分の地にあります。「日光に行かずして結構というなかれ」とも言われた日光東照宮を始めとするユネスコの世界遺産の地までは、高速道路利用で30分ほどです。そこから30分ほど「いろは坂」を登ると、夏は避暑地ともなる中禅寺湖畔に至ります。華厳の滝をはじめ、数々の滝が見られる景勝地であり、見学価値のある旧外国大使館別荘なども点在しています。
日光東照宮は400年の歴史を有し、陽明門は国宝に指定されております。平成の大修理を終えた今はきらびやかな姿を取り戻しました。平和を祈念しつつ創建され、維持されてきたその歴史を支えたのは、宮大工らの創意工夫や匠の技の伝承など多くの積み重ねがあってのことでした。その術(すべ)や歴史は私たち臨床脳神経外科協会の会員にも大いに参考になるものと考え、日光東照宮の稲葉久雄宮司に会期中の講演を依頼いたしました。
本格的な準備はこれからでありますが、COVID19以外にも、懸念すべき事柄があります。それは、2022年11月の神戸での学会から、2023年7月までは8か月しかないことです。学会抄録の締め切りを考えると発表予定者の準備期間は実質3-4か月程度となります。ご案内を早めに行うよう心掛けますので、抄録作成の準備を早めにご検討くださいますようお願いいたします。多くの皆様の学会参加に期待いたします。