第45回日本病院薬剤師会近畿学術大会

ご挨拶

第45回日本病院薬剤師会近畿学術大会
大会会長 田辺 和史
(一般社団法人和歌山県病院薬剤師会 会長)
 この度、第45回日本病院薬剤師会近畿学術大会を2024年1月27日(土)、28日(日)の2日間、和歌山城ホールと和歌山県立医科大学薬学部伏虎キャンパスを会場とした現地開催と後日WEB配信を併用するハイブリッド形式で開催する運びとなりました。
 今回の大会テーマは、「挑戦・進化・革新~DX時代に求められる薬剤師~」です。経済産業省が平成30年12月に公開したDX 推進ガイドラインにおいて、DXとは「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」と定義されています。医療の世界においても、デジタル技術の進歩によりビッグデータを活用し、患者や社会のニーズに対応するため、業務や組織、プロセスを変革することが現実的になってきました。
 また、医療の2025年問題がすぐ目の前にまで迫ってきています。地域包括ケアシステムや地域医療構想、医師の働き方改革によるタスクシフト・タスクシェアに焦点を当て、今後の薬剤師業務の展開について議論できればと考えております。
 このような背景の中、薬剤師を取り巻く環境は大きく変化します。新しい業務に挑戦しなければなりません。環境の変化に対応するために自らreskillingを行い進化しましょう。そして、「今までは」ではなく「これからは」に革新しましょう。
 今回は、ハイブリッド形式とはいえ、4年ぶりに現地開催を予定しており、活発な議論や会員同士の交流を期待しています。和歌山は黒潮が流れ、太平洋が広がっています。DXという時代の潮流に乗り、大海のごとく広がる未来を切り拓いていきましょう。
 ぜひ、全国から多数ご参加頂き、交流し、新しい情報を持ち帰り、今後の業務に活用していただきますよう切に願っています。
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