第72回日本医学検査学会

プログラム

学会特別企画:公開企画

公開企画①
2023年5月20日(土)18:00~19:00[第1会場]

群馬交響楽団 Gunma Symphony Orchestra(指揮:和田 一樹)
群馬交響楽団 写真
< 群馬交響楽団プロフィール >
1945年戦後の荒廃の中で文化を通した復興を目指して創立、1955年「群響」をモデルに制作された映画「ここに泉あり」が公開され、全国的に注目を集めた。1947年から始めた移動音楽教室は、2021年度までに延べ643万人を超える児童・生徒が鑑賞した。2014年6月には定期演奏会が500回に達し、2020年に創立75周年を迎えた。また2019年9月に開館した「高崎芸術劇場」に活動拠点を移し、2023年4月に就任する飯森範親常任指揮者のもと、さらなる演奏活動の飛躍・向上を目指している。
群馬交響楽団指揮:和田一樹 写真
< 指揮者プロフィール >
和田 一樹(わだ かずき)東京都中野区出身。2011年ブラジルロンドリーナ音楽祭優秀賞受賞、2015年第6回ブカレスト国際指揮者コンクール準優勝。2017年ヤシ・モルドヴァ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮し、ヨーロッパデビュー。オーケストラと聴衆から熱狂的に支持され、楽団の総監督より「最年少最優秀客演指揮者」の称号を受け、毎シーズンの客演を続けている。ドラマ「のだめカンタービレ」、映画「マエストロ!」等で指揮指導を行った。これまでに、群馬交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、富士山静岡交響楽団、ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団など国内外で指揮活動を展開。

公開企画②
2023年5月21日(日)15:20~16:20[第1会場]

斎藤 佑樹氏(元プロ野球選手)
斎藤佑樹氏 写真
< プロフィール >
1988年6月6日生まれ。群馬県太田市出身。早稲田実業学校高等部3年時の2006年、エースとして夏の甲子園に出場し全国制覇。「ハンカチ王子」として大フィーバーを巻き起こした。早稲田大学入学後も輝かしい成績を残し、数々の栄冠を獲得。アマチュア球界No.1右腕として2010年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団。ルーキーイヤーから6勝をマークし、プロ2年目の2012年には開幕投手も務めた。2017年からは背番号をアマチュア時代に慣れ親しんだ「1」に変更。しかし度重なるケガに悩まされ登板数も伸びず、2021年10月に引退を発表。そして引退後の2021年12月に自らの会社・株式会社斎藤佑樹を設立した。「野球未来づくり」を掲げ、現在様々なプロジェクトの実現にむけて取り組んでいる。

公開企画③
2023年5月21日(日)10:50~11:50[第1会場]

文化講演テーマ:「光り輝く群馬の古墳時代」
右島 和夫先生(群馬県立歴史博物館 特別館長)
右島和夫先生 写真
< プロフィール >
1948年、群馬県生まれ。群馬大学で、古墳研究の第一人者・尾崎喜左雄博士に師事。その後、関西大学大学院に進み、数多くの奈良県の古墳調査に参加。大学院修了後は、群馬県教育委員会に奉職し、長年にわたり遺跡の発掘調査・研究に従事。1995年、『東国古墳時代の研究』により博士(文学)の学位受領。2008年、群馬県教育委員会文化財主監を最後に退職。退職後は、群馬大学・高崎経済大学・前橋国際大学・専修大学大学院・駒澤大学大学院等に出講。2017年、群馬県立歴史博物館館長。この間、一貫して群馬を中心に古墳時代の考古学研究と向き合っている。

公開企画④
2023年5月21日(日)13:35~14:35[第1会場]

文化講演テーマ:「群馬県の温泉を科学する」
酒井 幸子先生(一般社団法人群馬県温泉協会 常務理事)
酒井幸子先生 写真
< プロフィール >
群馬県生まれ。群馬大学工学部応用化学科卒業後、群馬県庁入庁。群馬県衛生環境研究所で温泉分析、研究に従事。県庁退職後、(一社)群馬県温泉協会に勤務。研究テーマ「群馬県の温泉の化学成分の特徴」
(一社)日本温泉科学会理事 (一社)群馬県温泉協会常務理事
群馬県自然環境保全審議会温泉部会長 平成17年環境大臣表彰(温泉関係功労者表彰)受賞
平成21年環境大臣表彰(水環境保全功労者表彰)受賞

特別講演・学会長講演・基調講演

特別講演1
5月20日(土)11:00~12:00[第3会場]

群馬県の特徴を活かした健康増進プログラム「健康登山塾」
齋藤 繁
(群馬大学医学部附属病院)

特別講演2
5月20日(土)11:00~12:00[第4会場]

感染症医が苦悩したコロナ検査体制の取捨選択
林  俊誠
(前橋赤十字病院 感染症内科)

特別講演3
5月20日(土)15:00~16:00[第9会場]

臨床検査技師の未来のために
安田 守
(向日市市長)

特別講演4
5月21日(日)9:30~10:30[第1会場]

我が国の臨床検査の課題と展望-日本臨床検査振興協議会の取組み-
村上 正巳
(群馬大学医学部附属病院)

学会長講演
5月20日(土)9:20~9:50[第3会場]

臨床検査技師“愛”~この素晴らしき仲間と未来へ~
井田 伸一
(公益社団法人 前橋市医師会)

基調講演
5月20日(土)9:55~10:45[第3会場]

次なるステージ、2040年にむけて
宮島 喜文
(一般社団法人日本臨床衛生検査技師会 代表理事 会長)

日臨技企画

日臨技企画1
5月20日(土)13:00~14:30[第3会場]

国際学生フォーラム 自分自身が臨床検査技師として国際的に行いたいこと

日臨技企画2
5月20日(土)14:40~16:10[第3会場]

国際シンポジウム Looking back on the activities of BLS in the COVID-19

日臨技企画3
5月20日(土)10:40~12:10[第9会場]

シンポジウム① 日臨技 今後の臨床検査精度保証の目指すところ
< 企画の主旨 >
当会は精度管理調査事業、施設認証制度を改正した。今後は施設内における内部精度管理を担う人材を育成し、人的資源の充実を図っていく予定です。制度創生に向けて問題点を洗出し、ディスカッションを深めます。

日臨技企画4
5月21日(日)8:30~9:30[第9会場]

情勢報告
第1部:臨床検査技師の未来
~公開データからの臨床検査技師業務の需給予測~
第2部:日本臨床検査技師連盟活動報告

日臨技企画5
5月21日(日)9:40~11:10[第9会場]

シンポジウム② タスク・シフト/シェアを安全に実施するには、医療安全の視点から
< 企画の主旨 >
静脈路確保と超音波検査における造影剤の投与を実践している施設から、安全性の取り組みに焦点をあて発表していただく。
また日臨技の医療安全委員会からもご意見をいただき、これから取り組む施設の参考の一助となるシンポジウムとしたい。

72JAMT企画

72JAMT企画1
5月20日(土)9:00~10:30[第4会場]

新型コロナウイルス感染症

72JAMT企画2
5月20日(土)9:00~10:30[第9会場]

検査部門・医療技術部門マネジメントに向けた新たな認定資格制度とその可能性
< 企画の主旨 >
医療管理者資格認定制度および医療管理者資格認定制度の概況と日臨技としての本制度への期待、また指定研修の内容説明を行います。加えて、認定ホルダーによる活動の発表も行います。

72JAMT企画3
5月20日(土)9:00~10:30[第13会場]

災害協定(対策)

72JAMT企画4
5月20日(土)10:40~12:10[第13会場]

認知症診療におけるこれからの臨床検査技師の関わり
< 企画の主旨 >
認知症診療における臨床検査の重要性を理解し、臨床検査技師としての関わり方について考えていただくことを目的として企画した。当日は認知症について学ぶことの必要性や魅力を紹介したいと考えている。

72JAMT企画5
5月21日(日)8:30~10:00[第2会場]

日当直、こんな時どうするん~あなたの疑問に答えます~
< 企画の主旨 >
日当直業務は、普段担当しない検査、結果解釈、電話対応など多くの不安要素があります。患者さんの予後に関わる時間的制約がある中で検査を行い、自信をもって結果報告できるように徹底解説!

72JAMT企画6
5月21日(日)10:20~11:50[第2会場]

群馬県内3大学学生フォーラム 今後、臨床検査技師に期待される役割について

72JAMT企画7
5月21日(日)8:30~10:00[第5会場]

臨床検査技師による在宅への進出~可能性は無限大~
< 企画の主旨 >
在宅医療における臨床検査技師の活躍も含めて、可能性を探るシンポジウムとしたいと考えている。当日は演者の皆様から在宅現場の魅力と活動の知見も含めた内容を紹介したい。

臨床一般部門

教育講演2
5月20日(土)9:00~10:30[第5会場]

スキルアップ!臨床検査技師能力向上委員会
< 企画の主旨 >
アデノウイルス感染細胞と高異型度尿路上皮癌細胞の形態学的特徴を理解し、両者を鑑別することができることで、早期発見・早期診断に寄与する。

教育講演3
5月20日(土)11:00~12:00[第5会場]

腎・泌尿器疾患診療における尿沈渣検査の重要性
< 企画の主旨 >
専門技師あるいは専門技師を目指す入門者を対象とする。尿沈渣成分を詳細に分類し、エビデンスに基づいた排出量を報告することで、リアルタイムに腎・泌尿生殖器における障害(傷害)部位や病態の類推でき、臨床医へのアウトプットとディスカッションにより尿沈渣診断の意義が高まる。

シンポジウム10
5月21日(日)8:30~9:30[第13会場]

旬な細胞を学ぶ!‐基礎編
< 企画の主旨 >
尿中に排出される多彩な尿沈渣成分の中で、今まさに旬な細胞である糸球体上皮細胞,丸細胞及びマルベリー細胞について、基礎的な知識から臨床的意義や他の細胞との鑑別や問題点などについてお話ししていただく。

シンポジウム11
5月21日(日)9:40~10:40[第13会場]

旬な細胞を学ぶ!‐実践編
< 企画の主旨 >
糸球体上皮細胞,丸細胞やマルベリー細胞について、実標本を用いて無染色とSternheimer染色における形態学的特徴、スクリーニング方法、同定方法や背景に排出された各種成分との鑑別方法について詳細に説明する。

臨床微生物部門

教育講演9
5月21日(日)10:50~11:50[第13会場]

COVID-19から考える臨床微生物検査~従来検査と遺伝子検査~
< 企画の主旨 >
本公演を聴講することで、微生物検査を担当する技師が、従来法の検査の重要性を再認識すると共に、どのような状況で遺伝子検査を活用するかを適切に判断が出来る事が学べると考える。

シンポジウム2
5月20日(土)13:45~15:15[第4会場]

こんなときどうする臨床微生物検査 悩ます菌種の検査法
< 企画の主旨 >
真菌検査、抗酸菌検査、嫌気性菌検査、そして発育の弱い細菌の検査は、理解し難く多くの検査室で日常的に頭を悩ます部分である。そして、多くの施設で正しく検査が行われていないのが現状である。本セッションでは、これら菌種の検査法を理解し、各施設の施設規模やスタッフ数などの状況を踏まえた検査体制の構築と、どこの施設においてもここまでの検査はできるという共通認識を考える場になることを目的とする。

シンポジウム6
5月21日(日)13:35~15:05[第3会場]

Diagnostic Stewardshipの実践
< 企画の主旨 >
Diagnostic stewardshipは感染症の診断支援であり、臨床微生物検査技師の役割は非常に大きい。検査前プロセス、検査プロセス、検査後プロセスの3ステップに分けて考えることが必要である。本シンポジウムにおいて、よりよい微生物検査室を目指すことを考える機会になればと考える。また、DSの実践には医師、薬剤師、臨床検査技師のコミュニケーションが重要となり情報共有が欠かせないが、微生物検査技師のコミュニケーションについても考える機会となればと考える。

生物化学分析部門

教育講演8
5月21日(日)13:35~14:35[第4会場]

不妊治療と検査
< 企画の主旨 >
2022年4月より不妊治療が保険適応となり、これに関連する各種ホルモン検査の院内測定、診察前検査への対応といった臨床ニーズが増えると予想される。検査の意義を再確認し、診療への貢献のために役立つ企画としたい。

シンポジウム7
5月21日(日)8:30~10:00[第4会場]

不確かさの理論と活用
< 企画の主旨 >
不確かさは精度管理における比較的新しい概念であり、算出の際に用いられる統計学的手法を含めた理論的背景を理解することは重要である。正しい理解をもとに、不確かさを検査室でどう活用するのかを考えていきたい。

シンポジウム8
5月21日(日)10:20~11:50[第4会場]

こんな時どうする?臨床化学・免疫血清編
< 企画の主旨 >
日常業務を行っている中で出くわす予期せぬことや、日頃抱えるお悩み。そのような、「こんな時どうする?」と誰かに聞いてみたい、情報交換したいテーマの議論に参加してみませんか?

臨床血液部門

教育講演5
5月20日(土)13:45~14:45[第13会場]

造血器腫瘍のWHO分類第5版の改訂のポイント
< 企画の主旨 >
臨床血液分野のおけるWHO分類(第5版)の変更点や改定のポイントについて、医師の方に解説していただき日常検査に役立つ情報をお届けします。

シンポジウム4
5月21日(日)9:00~10:00[第3会場]

臨地実習の現状とは ~血液検査の分野から~
< 企画の主旨 >
臨地研修のカリキュラム変更に伴い、学校側と受け入れる施設それぞれの取り組みと相手に対する要望等を討論して今後の臨地研修について考えましょう。

シンポジウム5
5月21日(日)10:20~11:50[第3会場]

血液検査のピットフォールを見直す
< 企画の主旨 >
「血算検査」、「凝固・止血検査」、「血液像検査」について、講師の方たち、若手技師の方たちと一緒にそれぞれの検査おけるピットフォールについて討論して、日常業務に役立つ知識を習得しましょう。

輸血細胞治療部門

教育講演1
5月20日(土)13:50~14:50[第2会場]

輸血機能評価認定制度(I&A制度)
< 企画の主旨 >
日本では輸血の安全管理に関する法令が整備され血液製剤の安全性は向上した。その一方でI&Aの認定施設数の地域差は大きい。今回、日本細胞治療学会支部理事の横濱先生に国内におけるI&Aの意義についてご講演いただく。

シンポジウム1
5月20日(土)10:30~12:00[第2会場]

周産期から新生児の輸血検査について学ぶ
< 企画の主旨 >
周産期科を取り巻く環境は常に変化しており、今回のシンポジウムでは東京・千葉・茨城県それぞれの総合周産期母子医療センターにて日々活躍されている3名の講師の方に講演を依頼しました。

パネルディスカッション1
5月20日(土)15:00~16:30[第2会場]

寸劇プレゼンテーション こんな時あなたはどうする?輸血劇場
< 企画の主旨 >
輸血検査や管理の疑問を、楽しく分かりやすく学べるように企画した。

病理細胞部門

教育講演4
5月20日(土)13:45~14:45[第9会場]

病理検査技師に必要な遺伝子検査の基礎知識
< 企画の主旨 >
診断・治療のための遺伝子検査における基礎知識を学ぶと共に、プレアナリシス段階とアナリシス段階それぞれの注意点を把握するための教育は必須である。

パネルディスカッション3
5月21日(日)10:20~11:50[第5会場]

タスクシフト~手術材料や生検材料の切り出しについて~
< 企画の主旨 >
切り出しは病院の規模や施設による差が大きく関与している。それぞれの技師、病理医の意見を伺い、現状についてまとめ、実際に行っている施設の技師の話を聞き議論し、施設ごとのタスクシフトの方向性を示していく。

シンポジウム9
5月21日(日)13:35~15:05[第5会場]

組織診断・細胞診断に有用な免疫染色 Q&A
< 企画の主旨 >
分子標的治療の個別化に伴い、免疫染色の重要性も増し標準化は避けられない。免疫染色の精度管理、染色不良時の対処法、pitfall、細胞診で検体での免疫染色について学ぶ。

臨床生理部門

教育講演6
5月21日(日)8:30~9:30[第1会場]

次世代につなぐ消化管エコー
< 企画の主旨 >
超音波検査技術の発展のもと近年、消化管エコーへの関心も高まり、今では必須の領域となっている。消化管の同定と疾患の見方等、技術と知識を吸収し、明日からの検査に役立てていただきたい。

パネルディスカッション2
5月20日(土)13:45~15:15[第5会場]

技術の継承 ~検査精度を見据えた技師教育~
< 企画の主旨 >
生理検査は臨床検査技師1名1名が患者さんと接し結果を臨床に迅速に報告する必要がある。若手技師数名から困った事例等を報告してもらうことで、検査精度を見据えた技術教育の在り方や伝えるべき技術を共有したい。

シンポジウム3
5月20日(土)15:30~16:30[第5会場]

こんな時どうする? 心電図~臨床が求める心電図とその対応~
< 企画の主旨 >
心電図検査中に現場で遭遇するような症例を中心に、臨床医が求める対応を講師にご講演いただき、その後、座長・フロアを交えてディスカッションを行い、“こんな時どうする?”を学んでいただく。

ハンズオンセミナー(事前予約制)
5月20日(土)9:00~12:00、13:45~16:30[第14・15会場]

超音波検査・神経生理検査
< 企画の主旨 >
未経験者大歓迎。少人数制で基本的操作を中心としたハンズオンセミナーを開催いたします。
他施設の先輩方の技術を間近で見るこの機会に、日頃の不安に思っていることも質問してみてはいかがでしょう。

染色体・遺伝子部門

教育講演7
5月21日(日)13:35~14:35[第2会場]

HLAの遺伝子検査について
< 企画の主旨 >
HLA 検査は移植におけるドナーとレシピエントとの適合性、輸血後 GVH 病の予防、各種疾患の診断の補助に用いられている。本講演ではHLAの基礎や検査の歴史、遺伝子検査の概要や結果の解釈、精度管理などについて講演していただく予定である。

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