第35回日本眼瞼義眼床手術学会

ご挨拶

会長 森本尚樹
第35回日本眼瞼義眼床手術学会
会長 森本 尚樹
京都大学大学院医学研究科形成外科学

 本学会は、1990年に小川豊先生(関西医科大学形成外科名誉教授)が形成外科医、眼科医、義眼師を含め設立された「義眼床手術研究会」から発展した学会になります。形成外科、眼科の領域を超えて手術方法や技術を議論する、あるいは義眼師も積極的に意見を述べる専門領域を横断した議論の場が提供されており、専門医制度が厳しくなった近年ではこうした機会を得ることは困難になりつつあります。こうした中でも、本学会は他流試合を行える貴重な場であると考えています。

 第35回のテーマは「皮膚と角膜の再生医療」とさせていただきました。本学会は手術手技を議論する学会として発展してきましたが、ここ数年で一気に再生医療、細胞治療が眼瞼領域でも実際に使用できる治療法となってきました。私が専門とする皮膚再生領域では、自家培養表皮ジェイス®が2007年に承認され重症熱傷に使用されています。これを発展させた同種培養表皮も開発され、現在京都大学医学部附属病院を含む多施設治験を実施中です。角膜領域でも自家培養角膜上皮ネピック®が2020年に承認、自家培養口腔粘膜上皮オキュラル®が2021年に承認、次いでヒト羊膜基質使用ヒト(自己)口腔粘膜由来上皮細胞シートサクラシー®が2022年に承認とまさに承認ラッシュです。今回の学会では、特別講演に口腔粘膜上皮細胞シートの基礎技術を開発された西田幸二教授の特別講演、ヒト羊膜基質使用ヒト(自己)口腔粘膜由来上皮細胞シートを開発された外園千恵教授に基調講演をお願いしております。

 会場は京都リサーチパークを予定しております。懇親会が実施できましても、話し足りない場合は繁華街である河原町あるいは京都駅にも出やすい場所ですので、是非とも多くの方にご参加いただければ幸いです。

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