第45回日本眼薬理学会 The 45th Annual Scientific Meeting of the Japanese Society for Ocular Pharmacology

会長挨拶

第45回日本眼薬理学会
会長 柏木 賢治
(山梨大学医学部眼科学教室 教授)

 この度、第45回日本眼薬理学会を、2025年11月29日(土)~11月30日(日)の2日間、甲府駅北口近くの山梨県立図書館において開催させて頂きます。本学会のテーマは「社会変化に合わせた新しい眼薬物治療の探求」とさせて頂きました。日本眼薬理学会は、基礎と臨床、産と学というさまざまな立場の皆様が眼薬理学という共通の土台において新しい薬物治療の開発や薬物を通して患者貢献を目指す他にはない非常に魅力的な学会です。
 学会長は薬理学の専門家と眼科学の専門家が交互に努めておりますが、今回は眼科臨床医である私が努めさせて頂きますので、少し眼薬理はハードルが高いとお感じの皆様にもその魅力を感じて頂き、日々の診療や業務などにご活用できるようなプログラムを構成いたしました。
 特別講演としては山梨大学医学部長、薬理学教室教授でグリア細胞を主テーマとして多くの成果を挙げられている小泉修一先生と参天製薬ご所属で前日本眼薬理学会理事長の松木雄先生のお二人にお願いしております。また2つのシンポジウムと1つの教育プログラムを企画しております。例年通り学会奨励賞選考セッションと一般口演の演題も募集いたしますので、多数の皆様の演題登録を心よりお待ち申し上げます。
 山梨で本学会を開催するのは故塚原重雄先生が1991年に第11回会長として開催して以来4半世紀ぶりとなります。ご参加の皆様が有意義な時間を過ごされるよう関係者一同尽力致したいと思いますので、多くの皆様に晩秋の甲府を満喫頂きますよう心からお願いいたします。