この展示では、眼科医療機関における運転外来にて運転評価用に使用しているドライビングシミュレータでの運転をご体験いただけます。
視野障害を有する患者さんの運転リスクを評価するため、ドライビングシミュレータのシナリオには、約5分間の直線コース走行中に、赤信号、一時停止、左右からの飛び出しなど視野障害に起因した事故が起こりやすいイベントが複数設定されています。
また、視線計測機能により、患者さんのドライビングシミュレータ運転中の視線移動を記録して、その結果に基づいて、残存する視野を有効に使って自動車運転中の違反・事故を防ぐためにはどのような視線移動が有効なのかを運転外来では眼科医・視能訓練士がアドバイスしています。
今回は、この視線計測機能を利用して、視野に障害がある状態での運転を疑似体験していただけます。視野障害がどのように運転に影響を及ぼすのかを実感していただき、視野障害患者の安全運転のためのアドバイスの参考にしていただければ幸いです。