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ご挨拶

第43回日本造血細胞移植学会総会開催のご挨拶

田中 淳司
第43回日本造血細胞移植学会総会
会長 田中 淳司
東京女子医科大学血液内科学講座 教授・講座主任

 第43回日本造血細胞移植学会総会を東京国際フォーラムにおきまして2021年3月4日(木)より開催させて頂く予定となっておりましたが、新型コロナウイルスの影響により主にWebを利用したハイブリット型開催とさせて頂きます。それに伴いまして、会期も皆さんが参加しやすいように土曜日曜日を中心とする方針として2021年3月5日(金)6日(土)7日(日)に開催させて頂きます。

 新型コロナウイルス流行による厳しい医療環境にも関わらず一般演題には371題もの登録を頂きました。一般演題の口演発表は音声付きスライドで、ポスター発表は音声なしのスライドでオンデマンド配信致します。特別演題はリアルタイム配信プラスオンデマンド配信とし会長シンポジウムは「Cellular therapies to overcome intractable hematological malignancies-New insight in NK cells」と題し、細胞療法とくに最近注目を集めているNK細胞療法について第一線の先生に講演して頂きます。特別講演はシアトルのRainer Storb教授に「History and Future of Allogeneic Hematopoietic Cell Transplantation」と題して造血細胞移植の総括をして頂きます。また九州大学前田高宏教授には血液疾患領域における遺伝子編集に関する講演を頂きます。シンポジウムは4セッションで「Recent progress in conditionings for allogeneic hematopoietic stem cell transplantation」、「GVHD治療の現状と将来」、「CAR-T療法の現状と将来」、「臍帯血移植の現状と将来」そしてワークショップも4セッションで「骨髄バンクの現状と課題」「臍帯血バンクの現状と課題」「骨髄腫治療における細胞療法の位置づけ」「小児移植医療の現状と課題」、また教育講演は10題と特別教育講演1題(海外)、看護教育講演2題、JSHCT-KSBMT Joint Symposiumとして「高齢者に対する移植・細胞療法」、特別企画として「新型コロナウイルス流行期における造血細胞移植領域の危機管理」とチーム医療に絡めて「新型コロナウイルス流行期におけるチーム医療の実践」、また看護シンポジウムでも新型コロナウイルスと移植看護などについて議論して頂きたいと思います。さらに看護ブラッシュアップ研修、HCTCワークショップ、造血幹細胞移植推進事業フォーラムなども企画しております。また特別講演、シンポジウム、教育講演、プレナリーセッション、造血幹細胞移植推進事業フォーラムには認定医更新のための認定単位を付与致します。認定医取得のための教育セミナーはオンデマンド配信致します。また協賛セミナーも原則ライブ配信としてあわせて40セッションを企画しております。

 血液疾患に対する造血細胞移植、CAR-T, CAR-NKを始めとする細胞療法、新型コロナウイルスなどについて最先端の話題をふんだんに盛り込んでありますので、多職種間で多くの最新情報を共有したいと思います。
 今はまさに新型コロナの時代であり多くの医療従事者がその対応に全力を尽くしていますが、血液疾患の治療、造血細胞移植などの通常医療もおろそかにすることはできません。まさに縦の糸は患者さんの生きる希望、横の糸はドナーさんの善意であり、その両者をとりもつのが骨髄バンクや臍帯血バンクで、その絆を実際の医療の中で結実させるのが造血細胞移植医療であることに変わりはありません。各方面の医療従事者と協働しドナーさんと患者さんとの架け橋となり、血縁者間移植と共に再生への絆を確実にしていくことこそが我々に与えられた使命であり天命であると思います。

 新型コロナウイルスによる影響で第43回日本造血細胞移植学会総会は今まで経験したことのないWeb中心のハイブリッド開催となりますが、その分今までより斬新で実り多い学会になるように準備を進めて参ります。またリアルタイム配信の他にオンデマンド配信は一般演題、特別演題ともに3月末まで視聴が可能であるようにする予定です。残念ながら学会のもう一つの楽しみである懇親会などの余興を行うことはできませんが、是非とも多くの皆様がご参加、ご視聴してくださいますようお願い申し上げます。

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