第1回日本外来精神医学会学術総会

大会長挨拶

相澤 裕
第1回日本外来精神医学会学術総会
大会長 三木 和平 公益社団法人日本精神神経科診療所協会 会長

公益社団法人日本精神神経科診療所協会(日精診)は定款を改定し、2024年より新たに日本外来精神医学会を開催することになりました。第1回日本外来精神医学会学術総会は、2024年9月22日(日)、23日(月・祝)に東京お茶の水のソラシティで開催予定です。大会テーマは「外来精神医療の更なる発展を目指して―地域精神保健医療福祉への貢献のために―」としました。

日本外来精神医学会創立の目的は、第1に全国レベルで質の高い精神科薬物療法を含めた外来精神医療を提供すること、第2に実態に見合った診療報酬の申請を行うこと、第3に精神保健福祉士(PSW)や公認心理士、看護師、作業療法士等精神科クリニックで働くコメディカルの認定を行い、講習会や分科会を実施しその質を高め連携を深めていくこと、第4に地域精神保健医療に対し、クリニックも積極的に参加し、保健所や訪問看護ステーション、精神科病院など各種組織との連携を図り、地域精神保健に寄与すること等が挙げられます。

今回の第1回学術総会は、大会長も日精診会長の小職が務め、副大会長を上ノ山一寛副会長、実行委員長を寺田浩常任理事が務めることになりました。

厚生労働省、日本医師会、学術専門家の先生方からの講演も予定しております。メインシンポジウムでは、今後の外来精神医療の発展や専門医制度、オンライン診療のあり方や訪問診療、地域連携、サイコセラピーなどについて取り上げます。他にも、精神かかりつけ医、精神障害にも対応した地域包括支援における精神科医の役割、コロナ後の自殺対策、高齢者対策、精神科薬物療法、発達障害、コメディカルによるシンポジウムなど多数のプログラムを行う予定です。
是非、御参加頂きますようお願い申し上げます。