プログラム

基調講演

DX時代における病院の未来像~AIホスピタルモデル施設としての試み~
北川 雄光 氏
演者
北川 雄光 氏
(慶應義塾常任理事・医学部外科学 教授)
1986年3月慶應義塾大学医学部卒業後、同年4月慶應大学病院研修医(外科)、1993年8月 カナダブリテイッシュコロンビア大学留学、2007年慶應義塾大学医学部教授。2011年大学病院副院長に就任、2017年から2021年5月まで病院長、2021年5月より慶應義塾常任理事に就任して現在に至る。日本医学会連合理事、日本消化器外科学会理事長、国立がん研究センター理事、日本学術会議会員 など

シンポジウム「Design Our Next Road ~わたしたち済生会の変革~」

中尾 浩一
座長
中尾 浩一 氏
(済生会熊本病院 院長)
私たち済生会の将来を描く。そのキャンバスに既に「下書き」されている二つの大きなテーマ、それが「医療デジタルトランスフォーメーション(DX)」と「働き方改革」です。コロナ禍の中で急速に充足する社会のデジタル基盤と、確実な未来としての日本の人口(特に働き手)減少は、今のままの医療を決して許しはしないでしょう。二つのテーマが共通して私たち医療人に求めるのは、「意識の変革」。今、課題はどこにあり、解決の糸口は見いだせるのか。そして何より、私たちは慣れ親しんだ医療と福祉のかたちを自ら終わらせることができるのか?本シンポジウムではDXと働き方改革に様々に取り組んでいる4名のシンポジストとともに、私たちのNext Roadを考えたいと思います。
医療DXとは何か、なぜ必要なのか、何ができるのか
兵藤 敏美
演者
兵藤 敏美 氏
(千葉県済生会支部 参事)
働き手不足、災害、医療財政難などの解決手段の一つとして医療DXという言葉を耳にすることが多くなりました。しかしその言葉が拡大解釈、誤解を生み電子カルテを導入したときのような状況になりつつあります。今回、もう一度DXとはなにかを、他業種でのDXや医療DXの事例を通して再認識、実現できるきっかけになればと思います。
進化する周術期管理 ~DX連携とチーム医療の力~
白井 純宏
演者
白井 純宏 氏
(済生会熊本病院 外来運営部副部長 兼 医療連携部療養支援室担当副部長)
あらゆる産業においてデジタル化の波は押し寄せている。医療業界でも例外ではなく、データとデジタル技術を活用したDX推進は医療崩壊を防ぐためにも急務である。
今回、周術期患者の全身麻酔リスク軽減のため新しい周術期管理システムPERIOを創設し、術前コンサルトの集約化ならびに診療記録の効率化を実現した。その取り組みを紹介する。
魅力ある施設づくりにむけた私たちの意識変革 ~持続可能な新たな介護力の創成をめざして~
会田 るみ
演者
会田 るみ 氏
(山形県済生会特別養護老人ホームながまち荘 業務主査(介護主査))
当施設では「なでしこプラン」に沿った社会貢献に積極的に取り組んでいる。その中でも“持続可能な介護力”を目指して、障がい者の雇用率向上、インドネシア介護福祉士候補生の受入と後進の人材育成に注力している。自立支援、人間尊重、人材育成をモットーとした魅力ある施設づくりをめざして重要なことは我々の”意識改革”であった。
持続可能な働き方をめざす -働き方に価値をおいた働き方-
熊谷 雅美
演者
熊谷 雅美 氏
(済生会横浜市東部病院 特任院長補佐)
2025年には生産年齢人口が、現在よりも16.6%減少する。この確実な未来において『使命感』だけでは働けない。当院は「すべての職員が健康で、いきいきと働き、勉強し、精一杯輝ける人生を送ることができる病院であり続ける」ことを目指している。そしてこのことが医療の生産性や創造性を向上させる持続可能な働き方だ。今こそ、働き方に価値をおいた働き方に変わる時だ。

特別企画「新型コロナウイルス感染症と済生会」

コロナ医療対応から見える本邦の健康危機管理体制のあり方
阿南 英明 氏
演者
阿南 英明 氏
(神奈川県理事・医療危機対策統括官/藤沢市民病院副院長)
新潟大卒。横浜市立大学救命救急センター、藤沢市民病院救命救急センター長などを経て、現職。 日本災害医学会評議員、日本救急医学会専門医・指導員・評議員、日本社会医学系専門医・指導医、 日本内科学会総合内科専門医、厚生労働省アドバイザリーボード構成員、東京医科歯科大学医学部臨床教授。
コロナ医療で果たした済生会病院の公的医療としての役割
松原 了 氏
演者
松原 了 氏
(済生会本部 理事)
社会福祉法人 恩賜財団済生会理事。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部外科学教室に入職。 国立松戸病院外科医長、国立がんセンター運営部企画室長、神奈川県衛生部長などを経て、1996年厚生省保健医療局国立病院部政策医療課長に就任。2001年厚生労働省関東信越厚生局長に就任し、2004年国立病院機構理事、2006年から現職

特別講演

特別講演 1 「空を見よう」
石原 良純 氏
演者
石原 良純 氏
(俳優・気象予報士)
1962年1月15日神奈川県生まれ。1984年慶應義塾大学経済学部卒業。同年、映画「凶弾」でデビュー。以後、舞台、映画、テレビドラマ、バラエティーにと意欲的に活動。一方、湘南の空と海を見て育ったことから気象に興味を持ち、お天気キャスターとしても活躍。また、2001年に出版された 『石原家の人びと』により作家としても注目を集める。日本の四季、気象だけではなく、地球の自然環境問題にも力を入れている。
特別講演 2 「月に住んでみたいと思いませんか? --- 明日を想い、今を生きる --- 」
向井 千秋 氏
演者
向井 千秋 氏
(宇宙飛行士・東京理科大学特任副学長・宇宙航空研究開発機構JAXA特別参与)
臨床医学に10年従事後、宇宙分野に転身。1994年、1998年にスペースシャトルで宇宙飛行し微小重力科学、生命科学、宇宙医学等の実験遂行。国際宇宙大学教授、JAXA宇宙医学研究センター長を経て東京理科大学特任副学長に就任。著書には「スペース・コロニー 宇宙で暮らす方法」(ブルーバックス)。

ランチョンセミナー

※事前登録制です
※お弁当は各セミナーでご用意いたします(別途配布はございません)。

一般演題(口演発表、ポスター発表)

© 第75回済生会学会 令和4年度済生会総会
学会事務局
済生会横浜市東部病院 学会事務局
〒230-0012 横浜市鶴見区下末吉3-6-1
Tel: 045-576-3000 Fax: 045-576-3525
E-mail: info75@tobu.saiseikai.or.jp
学会サポート事務局
株式会社JTBコミュニケーションデザイン
事業共創部 コンベンション第二事業局内
〒541-0056
大阪市中央区久太郎町2-1-25 JTBビル8階
Fax: 06-4964-8804
E-mail: 75saiseikai@jtbcom.co.jp

ページトップへ戻る