ご挨拶

第61回日本眼感染症学会
会長　戸所　大輔
（群馬大学医学部眼科学教室）

　この度、第６１回日本眼感染症学会の学会長を務めさせていただく群馬大学医学部眼科学教室の戸所大輔です。歴史ある日本眼感染症学会の大役を仰せつかることになり、身の引き締まる思いです。このような貴重な機会を与えていただいた日本眼感染症学会の理事、評議員ならびに会員の先生方に心より感謝申し上げます。
　医学の歴史は感染症との闘いでしたが、眼科も例外ではありません。諸先輩方の多大なご尽力により、さまざまな疾患概念の発見、治療薬の開発、エビデンスの構築、ガイドラインの作成が行われ現在に至ります。しかしその一方、いまだ解決されないアンメットニーズも存在し、また新たな病原体による感染症も次々に出現しています。これらの問題を解決するうえでアカデミア発の知見を結集することはきわめて重要であり、学術集会の役割は大きいと考えています。
　今回の学会はReunion for the futureと題し、第５８回日本眼炎症学会（日本医科大学多摩永山病院　堀純子会長）、第６７回日本コンタクトレンズ学会（徳島大学大学院医歯薬学研究部眼科学分野　柳井亮二会長）、第１３回日本涙道・涙液学会（神奈川県立こども医療センター眼科　松村望会長）とともに再びフォーサム2025横浜として開催することにしました。特別講演を群馬大学医学部細菌学教室教授の富田治芳先生にお願いし、他にも魅力的なシンポジウムやスキルトランスファーなどの企画をご用意しております。
　リゾート感のあふれる７月の横浜でお会いできるのを楽しみにしております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。