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ご挨拶

第13回日本涙道・涙液学会総会
会長 松村 望
(神奈川県立こども医療センター眼科)

 このたび、第13回日本涙道・涙液学会総会を担当させていただくこととなりました。大変貴重な機会を与えて頂きました会員並びに関係者各位に心より感謝申し上げます。
 フォーサム2025横浜のテーマは、Reunion for the futureです。第12回の本会は初の単独開催として盛会裏に終わりましたが、今回の第13回は4学会の再結集となります。フォーサムが初めて行われたパシフィコ横浜で4学会が再結集となることは、今一度原点に戻って、同時開催の意義や喜びを再認識できる、貴重な機会になると思います。
 プログラムですが、特別講演はISD-DE(International Society of Dacryology and Dry Eye)理事長のJane Olver先生をロンドンからお招きします。Olver先生は、涙道術者にとってのバイブルである、Colour Atlas of Lacrimal Surgeryの著者であり、涙道・涙液領域では世界で最もご高名な先生と申し上げて過言ではないと思います。Olver先生をお招きできることは身に余る光栄であり、国際交流の懸け橋となることを願っております。
 シンポジウム1では、「基礎から学ぶ涙の診療」として、ドライアイと流涙症について、病態を基礎から見直し、それに基づく診療のあり方について、一からじっくりと議論を深めていきたいと思います。
 シンポジウム2では、「学会主導型臨床研究とEBM」として、まず横浜市立大学医学部臨床統計学教室の山本紘司教授より、臨床統計学の基礎について基調講演を頂きます。さらに、現在本学会が主体として行っている様々な臨床研究として、先天鼻涙管閉塞診療ガイドライン、介入研究、レジストリ研究、等をご紹介しつつ、本学会がアカデミックに力強く発展している現状を共有できれば幸いです。私は山本教授の統計学のレクチャーを受ける度に、「目からウロコ」の学ぶ喜びを感じます。是非この機会に臨床統計学を味方に付け、アカデミアの楽しさと意義を実感して頂ければ幸いです。
 本会ポスターのイラストを、学生の頃から憧れだった鈴木英人先生にご提供頂けたことを、本当に嬉しく思っております。このイラストのように爽やかな夏の横浜で、中央の富士山のイメージのように、日本の眼科の進歩を象徴する熱い学術集会となることを願い、最善を尽くす所存でおります。皆様を横浜でおもてなしできることを心より楽しみにしております。