MENU

第66回日本脈管学会学術集会

会長挨拶

第66回日本脈管学会学術総会会長

重松 邦広

国際医療福祉大学三田病院 血管外科
国際医療福祉大学医学部 血管外科教授

 第66回日本脈管学会を2025年10月16日(木)と17日(金)の2日間の日程で東京・都市センターホテルで開催させていただくことになりました。

 国際医療福祉大学が本学術総会を担当させていただくのは第60回宮田哲郎先生、第62回下川宏明先生に続き3回目となります。伝統ある日本脈管学会総会会長を務めさせていただき、大変光栄に存じます。

 会場は第65回と同じ東京の都市センターホテルになります。会員の先生方におかれましては、同じ会場で新鮮さにはかけるかとおもいますが、地下鉄出口から5分程度での会場であり、アクセスの不自由なく参加いただけると思います。

 今回のテーマは「脈管学のすすめー使命と実践-」といたしました。わたくし自身が、脈管学会専門医制度委員会に長くかかわらせていただいておりますが、本学会の専門医制度の目的は、脈管疾患に苦しむ多くの患者が安心して治療を受けることができる環境を作り、国民の福祉に貢献することを目的とすると規定されています。脈管には大動脈・末梢動脈・静脈・リンパ管が含まれ、臨床においてはこれら広範囲に診療することが求められます。これこそ、内科・外科・放射線科を含めて横断的な知識を持つことを求めており、まさに脈管学のすすめであることから、「脈管学のすすめ」をテーマとさせていただきました。

 本学会は外科・内科・放射線科の臨床系と基礎系の先生が一堂に会し、脈管学について議論を交わすことのできる数少ない学会です。私自身、基礎研究の発表においては、基礎の先生方との質疑により多くの学びを得たことに加え、内科・放射線科の先生方と臨床面の議論を行うことでさらに疾患・治療などの理解も進みました。今回は横断的な学会の醍醐味を味わえるようなプログラムの上で、多くの診療科の臨床にかかわる先生のみならず、脈管基礎研究にかかわる先生方との議論の交流を行うことにより、参加いただいた先生方に今後の脈管診療・研究をさらに推し進めていただければ幸いです。