総会事務局
お茶の水血管外科クリニック
栗原 伸久(事務局長)、五嶋 亜弥
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運営事務局
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プログラム・日程表

会長講演

演者
広川 雅之
(お茶の水血管外科クリニック)

特別講演

演者
岩井 武尚
(つくば血管センター長・日本静脈学会理事長)
大橋 俊夫
(信州大学医学部特任教授・日本リンパ学会理事長)

海外招請講演

演者
Elna Masuda
(Straub Medical Center, Hawaii)

教育講演

血管奇形基礎の基礎(仮)
血管外科医の行う内シャント(仮)
静脈疾患のQOL指標とCEAP分類改訂(仮)
下肢静脈瘤超音波検査所見の標準的記載法
硬化療法の基本
ストリッピング手術のための静脈解剖

シンポジウム

シンポジウム 1

復刻!硬化療法研究会
趣旨
フォーム硬化療法は下肢静脈瘤において欠かせない治療であり、再発静脈瘤、陰部静脈瘤や出血性静脈瘤など様々な静脈瘤に応用可能である。かって硬化療法普及のために下肢静脈瘤硬化療法研究会が(1991〜2006年)開催されていた。しかし、フォーム硬化療法が本格的に普及し始めた頃に研究会は終了し、すでに15年が経過している。本セッションでは下肢静脈瘤硬化療法研究会を本総会限りで復刻し、フォーム硬化療法の適応、方法、治療成績や合併症とその対策について議論していただきたい。

シンポジウム 2

下肢静脈瘤に対するグルー治療の合併症と治療成績
趣旨
下肢静脈瘤に対するシアノアクリレート系接着材による血管内治療(グルー治療)が2019年に保険認可され2年が経過した。2020年には日本静脈学会よりグルー治療のガイドラインも発表されている。グルー治療は血管内焼灼術と比べ深部静脈血栓症や神経障害が少ない一方、phlebitisと呼ばれる特有の合併症や感染・phlebitisによるグルー摘出症例も報告されている。本セッションでは各施設におけるグルー治療の治療成績、合併症を発表し、議論していただきたい。

シンポジウム 3

表在静脈⾎栓症の診断と治療
趣旨
表在静脈血栓症(SVT)は、日常診療で下肢静脈瘤に合併して比較的良くみられる疾患である。ほとんどの場合、2-3週間以内に自然軽快するため、重要な合併症とは考えられていない。しかし、SVTは背景に血栓性素因をもっていたり、深部静脈血栓症・肺塞栓血栓症を合併する場合がある。血栓除去や抗凝固療法による治療の適応に関しても十分なエビデンスがない。本セッションではSVTの病態および治療(抗凝固療法の適応と方法)に関して議論していただきたい。

シンポジウム 4

静脈疾患の血管内治療に対する血管診療技師(CVT)の取り組み
趣旨
近年の医療における低侵襲化に伴い,各疾患に対して血管内治療が広く普及している。静脈疾患においてもその傾向は高く、下肢静脈瘤の血管内焼灼術や深部静脈血栓症の血管内血栓溶解療法などが実施されている。これらの治療に際し、術前や術中、術後における血管診療技師(CVT)の関りは必須であり、その果たす役割は大きい。本シンポジウムでは, 静脈疾患における血管内治療に対するCVTの取り組みについて、様々な職種、立場における苦労や工夫、今後の課題などを議論していただきたい。

パネルディスカッション

パネルディスカッション 1

血管内焼灼術20周年:⾎管内治療の黎明期
趣旨
わが国で2002年に下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術(ETA)が開始され20年が経過した。本セッションでは新しい治療であるETAを日本に導入して臨床応用に至った経緯、更に医療機器認可、保険適用をどのように推進し、展開していったのかについて、当時を良く知る方々に黎明期の苦労話や困難突破法も含めて発表していただく。

パネルディスカッション 2

リンパ浮腫:リンパ管静脈吻合術の功罪
趣旨
近年、おもに形成外科において、リンパ浮腫に対するリンパ管静脈吻合術(LVA)が広く行われるようになった。しかし、単一あるいは複数施設で複数回LVAを施行され、効果がないにもかかわらず、基本的な保存療法を行われていない症例も認められるようになっている。現在、リンパ浮腫治療においてLVAはどの様な位置づけとなっているのか、リンパ浮腫の主要な発生源である産婦人科や従来の集学的治療を行っている施設も含め、その現状、適応、評価方法、3年以上の治療成績など、エビデンスを示して議論していただきたい。

パネルディスカッション 3

下肢静脈瘤専⾨クリニックと不適切治療
趣旨
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術(ETA)の普及とともに、下肢静脈瘤専門を標榜するクリニックが全国に次々と設立されている。しかし、一部の下肢静脈瘤専門クリニックでは正常例や適応外の症例に対してETAを施行する不適切治療を行い、大きな問題となっている。日本静脈学会においても、不適切治療を撲滅するために様々な取り組みが行われている。本セッションでは下肢静脈瘤専門クリニックとはどうあるべきか、診療科による下肢静脈瘤治療に対する考え方の違い、不適切治療を撲滅するためにどの様な対策を行っていくべきかを議論していただきたい。

パネルディスカッション 4

【日本透析医学会合同パネルディスカッション】透析用血管アクセスフォローアップの工夫
趣旨
透析用血管アクセス機能を良好に維持することは、透析治療の質および患者のQO Lにとって非常に重要である。血管アクセス機能不全は超音波検査、血管造影、CT検査等によって診断され、経皮的シャント拡張術(PTA)や再手術などの治療が行われる。本セッションでは、異常を早期に発見するためにどの様なスケジュールで検査を行っているのか、機能不全があった場合の治療介入のタイミングや方法について、内科系・外科系それぞれの施設においての工夫を発表し、議論していただきたい。

パネルディスカッション 5

血管内焼灼術にスタブアバルジョン法・硬化療法の併施は必要か?
趣旨
伏在型静脈瘤において,血管内焼灼術(ETA)で伏在静脈本幹を閉塞し逆流を止めると,下腿の側枝静脈瘤は自然に縮小して40-70%で追加治療が必要ないと言われている。しかし,追加治療が必要ないとされた症例において本当に患者が満足していたかどうかは不明であり,長期的に再発につながる可能性もある。ETAガイドライン2019では、ETAにおけるスタブアバルジョン法・硬化療法の併施は推奨の結論が出ず、future research questionとなっている。本セッションでは、ETAに側枝静脈瘤の治療を併施した場合と併施しない場合の追加治療の有無、合併症、中長期成績を発表し、議論していただきたい。

パネルディスカッション 6

静脈血栓塞栓症の延長治療期の至適抗凝固療法
趣旨
静脈血栓塞栓症(VTE)の急性期治療は抗凝固療法が基本であり、ACCPガイドラインではVTEの抗凝固療法としてワルファリンよりもDOACの使用が推奨されている。現在、各ガイドラインでは一過性危険因子によるVTEでは3ヶ月間の抗凝固療法継続が推奨されているが、特発性VTE例や持続するリスクを有するVTE例ではより長期間の抗凝固療法が推奨されている。欧米ではさらに6ヶ月以降の延長治療期の薬剤および用量についての検討が行われ、低容量のDOACによるVTE再発を抑制も薬剤適応がありガイドライン上の推奨もある。わが国のVTEの40%以上は特発性であり、今後、長期間の抗凝固療法が必要な症例に対するDOACの至適投与量の確立が急務である。本セッションではわが国におけるVTEの延長治療期おける至適抗凝固療法に関するエビデンスを発表し、議論していただきたい。

特別企画

特別企画 1

静脈学会ガイドラインにもの申す
趣旨
現在、日本静脈学会ガイドライン委員会から下肢静脈瘤に関連した3編のガイドライン(血管内焼灼術2019、グルー治療、不適切治療の追補)が公開されている。しかし、ガイドラインは公開して終了ではなく、普及・導入・有効性の評価をして数年おきに改訂を行わなければいけない。会員の皆様の日常診療においてこれらのガイドラインを活用する中で、どの様な問題点があり、改善すべき点があるのかをご指摘いただきたい。エビデンスに基づいた意見のみならず、単なる文句、苦情まで広く応募していただきたい(匿名可)。それらに対してガイドライン委員会が学会会場で回答する。われこそはという方は当日、壇上に上がって委員と議論していただきたい。

特別企画 2

日本での新型コロナウィルス感染症と静脈血栓塞栓症
―タスクフォース実態調査報告続報含めて―
趣旨
COVID-19感染症では様々な血栓症が高頻度に合併する。ICU入室例の肺塞栓血栓症以外に若年者や基礎疾患のない無症候例における脳梗塞や微少血管内血栓が報告されている。日本静脈学会では肺塞栓研究会との合同緊急アンケート調査研究によって、わが国におけるCOVID-19関連VTEのエビデンスをまとめ、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における静脈血栓塞栓症予防の指針」を発表している。本セッションでは第41回総会に引き続きCOVID-19関連VTEの病態と予防、治療法のアップデートを発表していただきたい。

特別企画 3

弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター養成委員会報告:静脈圧迫処置の算定状況
趣旨
2020年4月から慢性静脈不全に対する静脈圧迫処置が診療報酬として算定できるようになった。その施設基準における常勤医師・看護師の研修に対応するために、弾性ストッキング・圧迫療法養成委員会講習会の内容が追加・充実された。また、それに伴って講習会および認定資格名が、それぞれ「弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター講習会」、「弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター」と改称されている。本セッションではその後のコンダクターおよび施設基準の取得、静脈圧迫処置の保険算定状況について養成委員会より報告を行う。

ビデオシンポジウム

ビデオシンポジウム 1

下肢静脈瘤:⾮定型的症例に対する⾎管内焼灼術
趣旨
現在、血管内焼灼術は下肢静脈瘤に対する標準的治療となっている。血管内レーザー焼灼術(EVLA)は定型的な伏在型静脈瘤以外に高位結紮術後の再発、複数の伏在静脈不全症例、側枝静脈や不全穿通枝等にも行われるようになっている。これらの非定型的下肢静脈瘤に対するEVLAのコツや工夫、治療成績などについて、治療の実際を動画にて供覧していただきたい。

ビデオシンポジウム 2

静脈疾患・うっ滞性潰瘍に対する圧迫療法:私はこうしている
趣旨
令和2年度の保険点数改訂において、静脈性潰瘍に対する静脈圧迫処置(圧迫療法)が保険収載された。うっ滞性潰瘍において生活指導、圧迫療法、創傷管理は治療の基本である。特に、潰瘍治療、再発予防のためには、適切な創傷管理、各種弾性包帯、弾性ストッキングを使った圧迫療法、アドヒアランス向上のための患者教育が必須である。本セッションでは各施設で行っている静脈疾患、特にうっ滞性潰瘍に対する患者教育、創処置、圧迫療法の実際を動画にて供覧していただきたい。
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